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日立、PCサーバ「HA8000シリーズ」を強化〜システム停止を未然に防止するHDD予防保全機能を追加など

エンタープライズ ハードウェア
「内蔵ハードディスク予防保全機能」を備えた日立PCサーバ「HA8000/RS440」
  • 「内蔵ハードディスク予防保全機能」を備えた日立PCサーバ「HA8000/RS440」
 日立製作所は11日、PCサーバである「HA8000シリーズ」において、システム停止を未然に防止することができる「内蔵ハードディスク予防保全機能」を備えたモデルをあらたに追加、販売を開始した。22日から順次出荷開始となる。

 大中規模システム向けラックサーバ「HA8000/RS440」、およびエントリーシステム向けタワーサーバ「HA8000/TS10」において、システム信頼性と保守効率を向上したモデルが追加された。具体的には、エラー回数の多い不安定なハードディスクをあらかじめ検出し、障害が発生する前に切り離してスペアディスクにデータをコピーする「内蔵ハードディスク予防保全機能」が搭載された。これによりシステム停止を未然に防ぐことが可能となった。万が一の障害時には、詳細なログ取得機能を実現したエラートレース機能により、障害原因の早期特定を実現し、迅速なシステム復旧も支援される。

 さらに装置を稼働させたままの状態での機能更新を可能とするRAIDコントローラがファームウェアオンライン更新機能に対応した。今までは電源を切断した状態で、サーバ管理者が更新作業を行う必要があったが、新モデルでは、システム稼動中にファームウェアの更新作業を行うことができる。これにより、サーバ保守効率の向上とシステム停止時間の短縮が実現した。これらの機能は今後、「HA8000シリーズ」すべての機種に搭載される予定だ。さらに障害対策用パッチの提供など、システムの安定稼動を支援する高度なサポートサービスも、今後提供される予定だ。

 性能面では「HA8000/RS440」が6コアプロセッサである最新インテルXeonプロセッサー7400番台を採用した。これにより、最大24コアまで搭載可能になり、従来比約1.3倍の処理性能が実現したという。「HA8000/TS10」「RS110」では、2コアプロセッサであるインテルXeonプロセッサーE3120(3.16GHz)を採用した。またWindows Server 2008プレインストールモデルにおいては、サーバ仮想化機能 「Hyper-V」の正式版が標準添付された。価格はHA8000/RS440が税込1,759,800円〜、HA8000/RS110が256,200円〜、HA8000/TS10が191,100円〜。
《冨岡晶》
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