米セールスフォース・ドットコムは現地時間20日、B2Cコールセンター向けナレッジマネジマント・テクノロジー企業であるInStranet社を買収したことを発表した。 これにより、「Salesforce CRM Customer Service & Support」にナレッジベースのDimensionsテクノロジーが、世界約35万のコールセンター・エージェントとともに融合することとなる。セールスフォース・ドットコムは、急成長を続けるカスタマーサービス/サポート市場において、Salesforce CRM Customer Service & Supportの支配力を強化したい狙いだ。 なお2007年のカスタマーサービス・アプリケーションのトップ・ベンダー5社のうち、セールスフォース・ドットコムは売上基準でもっとも高い成長を遂げている。現在、Qualcomm社、Transunion社、Corporate Express社、Misys社をはじめ、世界数千社がSalesforce CRM Customer Service & Supportで標準化を図っている。一方で、InStranetのDimensionsテクノロジーは、新しいナレッジベースマネジメントへのアプローチにより、より的確に検索結果を絞り込み、最適なソリューションを迅速にユーザへ提供可能とした。セールスフォース・ドットコムは、このテクノロジーを主要コンポーネントの1つとしてSalesforce CRM Customer Service & Supportに実装し、世界数千社が利用している「Salesforce CRM Call Center」「Salesforce CRM Customer Portal」といったアプリケーションの強化を図る見込み。 セールスフォース・ドットコムによるInStranet社の買収は、2008年8月4日に完了しており、取引額はおよそ3,150万ドル。これにはInStranet社貸借対照表の現金420万ドルの引受が含まれている。
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