「コアターゲットは3人以上の家族」……「auでんき」の事業戦略とは | RBB TODAY
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「コアターゲットは3人以上の家族」……「auでんき」の事業戦略とは

エンタープライズ その他
KDDI代表取締役 執行役員専務 石川雄三氏
  • KDDI代表取締役 執行役員専務 石川雄三氏
  • 「auでんき」の記者発表会が開催された
 KDDI、沖縄セルラーは19日、新しい電力サービス「auでんき」の詳細を発表した。本日行われた記者会見の会場で、同社代表取締役 執行役員専務の石川雄三氏が記者からのQ&Aセッション、並びに囲み会見に応じた。

--- 「auでんき」を提供することでKDDIにはどんなメリットがあるのか。キャッシュバックの原資は誰が負担するのか。

石川氏:原資は当然我々が負担する。auのお客様にさまざまなサービスを提供してご満足をいただくことが当社の狙い。電気事業の成功がau経済圏の拡大にもつながる。

--- 「auでんき」の初年度加入者数目標は。

石川氏:非公表とさせていただきたい。

--- 「auでんき」のコアターゲット層はどのあたりを狙う。

石川氏:独自の調査で、既存の電力事業者のサービスと比べて500円ぐらい安くなるなら乗り換えたいというお客様の声が多かった。このニーズを積極的にすくい上げたい。世帯数で言うならだいたい3人以上の家族層が中核になるだろう。2人以上の場合でも季節変動で生じる割引を均せば、お得感を感じていただけるものになるはず。

--- 電力を供給するのは各電力会社ということになるのか。また顧客との契約主体は誰になるのか。

石川氏:電源は地域によって異なるが、関西・中国は両社から電源を供給いただくことになる。そのほかの地域は色んな電源を使う。常時バックアップという地域の電源も使うし、エクスチェンジ(卸売市場)からも供給を受ける。また自前の電源も使ってトータルでカバーしていく。「auでんき」契約はKDDIとお客様との直接の関係になる。関西電力のエリアは関西電力、中国エリアは中国電力が小売り電気事業者となり、当社が両地域で両電力会社の代理人として、通信と組み合わせたサービスを提供するかたちだ。

--- 電力供給や価格の面で安定させられるのか。

石川氏:その点は問題ない。赤字になるようであればそもそもやらない。

--- 会社の命令で引っ越す場合も違約金が発生するのか。

石川氏:“引っ越し”については、すべて移転先で再度「auでんき」にご契約いただければ違約金は発生しない。

--- 今後沖縄については沖縄セルラーが提供することになるのか。

石川氏:まだ決まっていない。

--- 関西電力がキャンペーンで12%もキャッシュバックするのはなぜか。

石川氏:競争環境を総合的に判断して、関西電力と協議のうえ、我々の判断としてスタート段階限定のお得なキャンペーンとして提供する。
《山本 敦》
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