【SPEED TEST】自治体Wi-Fiの実力を試す!Hiroshima Free Wi-Fi編 | RBB TODAY

【SPEED TEST】自治体Wi-Fiの実力を試す!Hiroshima Free Wi-Fi編

ブロードバンド 回線・サービス

「Hiroshima Free Wi-Fi」利用開始画面
  • 「Hiroshima Free Wi-Fi」利用開始画面
  • 混雑する屋外では下り速度と安定性に課題
  • 広島駅地下広場
  • 平和記念資料館
  • 本通商店街
 全国の地方自治体において、無料で使える公衆Wi-Fiを整備する動きが広がっている。2020年に開催される東京オリンピックを見据えた動きとしても注目されているが、現時点でどの程度快適に利用できるのだろうか。今回、出張で広島市を訪問する機会があったので、その合間に同市が運用する「Hiroshima Free Wi-Fi」を利用してみた。

 広島市は、宮島や平和記念公園などの観光名所を持ち、外国人旅行客の利便性および満足度向上を目的としてFree Wi-Fiを運用している。27年1月6日時点でサービスが提供されているのは市内26ヵ所(アクセスポイント数は59)。広島駅や広島空港など、交通の要所でのスポット的な提供のほか、「本通商店街」「えびす通り商店街」など、屋外の比較的広いエリアもカバーされている。

 利用手順だが、まず提供エリアでスマホ等のWi-Fi設定画面を開き、SSID「Hiroshima_Free_Wi-Fi」を選択。その状態でWebブラウザを開くと利用登録画面が立ち上がり、利用規約への同意が求められる。規約に同意後、初めての利用の場合は氏名およびEメールアドレスを入力、さらにセキュリティレベル等に関する確認事項にも同意するとインターネットに接続される。1回あたりの利用時間は30分となっているが、再接続することで1日何度でも利用可能。1度利用登録した場合、2週間以内であれば氏名、メールアドレスの再登録は不要とのこと。

 いくつかのスポットで実際に「Hiroshima Free Wi-Fi」に接続し、RBB TODAY SPEED TESTアプリを使用してスループットを計測した。最初に向かったのは広島平和記念公園の敷地内にある「広島平和記念資料館」。Wi-Fiエリアは施設1階の無料休憩所のみとなっており、下り3.76Mbps、上り4.11Mbpsを記録。数値としては少し心もとないが、Webブラウジングはそれなりに快適に利用できるレベルだ。念のため、屋外でも使えないものかと記念公園内をうろうろしてみたが、時折SSIDはつかむものの、やはり電波強度が不十分なためすぐに接続が切れてしまった。平和記念公園の敷地は広大なため、できれば移動しながらインターネットも利用したいところ。今後の整備に期待したい。

 次に、広島の都心部に位置し、平日も多くの人で賑わう「本通商店街」へ。ここは、どこか特定のスポットというわけではなく、東西約577mに伸びる商店街全体が一応Free Wi-Fiのエリアということになっている。しかし、屋外の広範囲を安定的にWi-Fiエリア化するのは難しい。多くの人が集まりトラフィックが集中する場所ならなおさらで、中々スムーズにつながらない状態だった。パルコ前付近では比較的安定して接続できたが、通信速度は下りが1~3Mbps、上りは10~20Mbpsという結果で、下りの通信速度が伸び悩んだ。最後に、「JR広島駅」でも計測を行った。広島駅も、駅全体のエリア化には至っておらず、現時点では南口地下広場案内所付近のみがHiroshima Free Wi-Fiのエリア。ここに関しては、屋内であり、また平日の日中にそれほど利用者がいなかったこともあり、今回の調査で最も安定してWi-Fi接続が可能だった。通信速度も、下り10~20Mbps前後とまずまずの値を記録した。

 「Hiroshima Free Wi-Fi」はまだまだ始まったばかりで、もちろん今後も整備、拡充が進んでいくものだろう。現時点では、提供場所のスポット数を増やすというよりは、ひとつのエリアにおける安定感やカバー密度の向上に課題があるように感じた。今回行けていないスポットも含め、しばらく期間をおいてまた調査に訪れたいと思う。
《白石 雄太》

関連ニュース

特集

page top