【ケーブル技術ショー 2013 Vol.2】パナソニックが音声対話と「アバター」技術による新UIをお披露目  | RBB TODAY

【ケーブル技術ショー 2013 Vol.2】パナソニックが音声対話と「アバター」技術による新UIをお披露目 

ブロードバンド 回線・サービス

アバターの「ユイちゃん」
  • アバターの「ユイちゃん」
  • マイクからユイちゃんにコマンドを送る
  • 「アニメをお願い」など、ジャンル単位でのお願い事(=コマンド)も受け付けてくれる
  • 画面の隅に小さく表示することも可能。「表示は、タブレット側でなくテレビ側にする方が良いと考えている。サイズや位置などはこれから検討したい」(展示スタッフ談)
  • 音声が聴き取れなかったときの返事
  • 「雑談/トーク」にも答えてくれる
  • ユイちゃんが答えてくれるコマンド一覧
  • CATV対応のVODサービス「ケーブルアクトビラ」のデモ
  「ケーブル技術ショー」に出展しているパナソニックは、音声対話技術に「アバター」を使ったキャラクター技術を組み合わせた新ユーザーインターフェース(UI)の技術展示を行っていた。

■テレビのリモコン操作や“おしゃべり”もできるアバター「ユイちゃん」

 今回のイベント会場で紹介されていたのはアバターの「ユイちゃん」。ケーブルテレビのサービスでは視聴できるチャンネルが非常に多くなりがちなことから、リモコンデバイスを使った音声認識技術と、アバターとの対話技術を組み合わせたナビゲーションを活用することで、ケーブルテレビのチャンネル選局をはじめとした操作を簡易で親しみやすいものにすることを目的に、現在パナソニックが開発を進めている技術だ。

 音声認識サーバーはクラウド上に用意され、音声認識技術とマイクを搭載するタブレットやスマートフォンに話しかけてコマンドを送ることで、テレビ番組の検索や選局操作が可能になる。オペレーションの最中はアバターと会話をする感覚で操作を楽しみながら行えるようになるのが特徴。なお、同社の薄型テレビ“ビエラ”の「VT60シリーズ」など最新機種では、既にマイク内蔵リモコンからの音声認識操作機能が搭載されている。

 今回のイベント会場では、音声認識技術を組み込んだタブレットのプロトタイプが未完成だったため、展示スタッフが専用マイクを使って音声操作を行うかたちでデモが行われた。マイクに向かって「ユイちゃん、こんにちは」と呼びかけると、画面の中央に「ユイちゃん」が現れる。例えばマイクから「(チャンネル)をお願い」「(チャンネル)を見せて」など語りかけると指定したチャンネルに画面が切り替わる。「アニメをお願い」など、キーワードを伝えると、該当ジャンルの放送番組が呼び出される。デモを体験した限りでは、周囲の会場がざわついていたためか音声が上手く認識されなかったり、音声コマンドを送った後に少しタイムラグが生じることもあったが、いったんコマンドを受け付けた際のレスポンスの“精度”は良かった。

 テレビの操作以外にも「ユイちゃん」はトーク/雑談にも答えてくれる。例えば「名前は何?」「今日の天気は?」など一般的な会話から、「彼氏はいるの?」「僕のこと好き?」など、ついアバターに感情移入して行きそうな危ないコマンドも用意されている。今日の会場には大勢の人がいたためか、デモで「彼氏はいるの?」と訊ねてもらったところ、ユイちゃんは「聞き取れません」と返すばかりで口をつぐんでしまった…。

 同社では「通常の音声認識だけでは味気なくなりがちなUIにアバターとの対話機能を加えて、テレビやスマートデバイスをより楽しめるような機能をつくりたいと考えている。今回のイベントのような出展機会で、来場者の方々から反響をうかがいながら今後の開発を進めていく。1年後ぐらいには諸要素をまとめたい」(展示スタッフ)としている。


■CATV向け「アクトビラ」が8月末からスマホ・タブレット対応をスタート

 ほかにもパナソニックのブースでは、VOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスの「アクトビラ」のCATV向けサービスが紹介されていた。

 パナソニック製品以外にも、国内に4,600万台の対応テレビが出荷されているという「アクトビラ」だが、CATV事業者との連携による「ケーブルアクトビラ」のサービスも展開している。本サービスでは、ユーザーがアクトビラ対応のテレビやレコーダーを使用していれば、STBなどの専用機器を所有していなくてもVODコンテンツが利用できることも特徴だ。

 ユーザーはCATV局のインターネット回線を経由してアクトビラを利用するかたちとなり、加入者向けには「ケーブルアクトビラ」専用のトップページが用意される。ケーブルアクトビラ限定のサービスとして、一部コンテンツが通常の価格よりも安価で視聴できるほか、CATV事業者との連動企画による特集メニューなども利用できる。

 8月末からは、ケーブルアクトビラのサービスがスマートフォン・タブレットでも楽しめるようになる。今回のイベント会場では、スマホ・タブレット版サービスのデモも行われていた。

 対応後は映画やドラマなど動画コンテンツをスマホ・タブレットで視聴できるようになるが、スタート当初は700本のコンテンツから対応が予定されており、来年3月までに7,000本まで対応本数を増やしていく。タイムラグが発生する理由については「モバイル用の動画として、DRM対応を行いながら再度エンコードをかける必要があるため」(展示スタッフ)だという。

 スマートフォン向けに用意される機能の一つである「スマホモード」では、スマートフォンをリモコンとして利用できる機能。操作性に優れるスマホ側で、アクトビラの膨大なラインナップから見たい動画を選択して、視聴はテレビの大画面で楽しむという使い方ができるようになる。
《山本 敦》

関連ニュース

特集

page top