住友林業、デザイン性・設計力に全力投入の「邸宅設計プロジェクト」始動 | RBB TODAY

住友林業、デザイン性・設計力に全力投入の「邸宅設計プロジェクト」始動

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 住友林業は8日、高い設計品質で住まいをプロデュースする住宅建築の精鋭集団“デザインパートナーグループ”による「邸宅設計プロジェクト」の第一弾として、駒沢第一展示場(東京都世田谷区)にモデルハウスをオープンした。

 「邸宅設計プロジェクト」は、「個性」「プレミアム感」「高いデザイン性」といった富裕層のニーズに応えるべく、住友林業の設計担当者のなかでもよりすぐりの“デザインパートナーグループ”を前面に打ち出した取り組みだ。住友林業の設計を担当する建築士750名のうち、難度の高い物件を担当する「デザイナー」とよばれる建築士80名の中から、さらに選ばれた精鋭だという。きめ細かい対応を可能にする設計人員体制の構築をレベルアップさせているという。

 住友林業によると住宅の月次受注状況は、消費税8%増税前の駆込み需要の反動で、対前年比マイナスが今のところ連続している。消費税10%へ増税が実施される場合、注文住宅の購入者に対する税率8%の据え置き経過措置があるが、この期限が2014年度の3月度(2015年3月)となり、その前に再度の駆込み需要が予想される。ただし住友林業では、次の駆け込み需要は限定的になると考えている。8%に増税された段階で需要の「前倒し」が発生、すでに10%増税を見込んで消費が動いていると思われるためだ。

 この2年間、住宅市場は消費税増税の影響が大きかった。その前に発生した東日本大震災での復興需要、2020年東京オリンピックに向けた新規需要などの要素も加わり、建設業界は人手不足、資材高騰などで厳しい環境にあった。こうした不安定な業界において、「富裕層(資産家層、高所得層)」は比較的安定した需要を維持している。住友林業ではこれらを背景に、「邸宅設計プロジェクト」のコンセプトを作り上げた。

 その第1弾となるのが駒沢第一展示場モデルハウス。「都市に建てる日本の風情」をイメージし、敷地いっぱいに建てた外壁のなかに、静寂と日本の四季を感じる空間を表現しており、山野の自生樹を庭の中央に配置し、その庭を各部屋に連続させることで、広がりのある一続きの“内に開く空間”を実現している。

 また、インテリアデザイナー橋本夕紀夫氏とコラボレーションし、日本の伝統や文化を表現。日本の伝統技術である左官技術を活用した塗り壁をはじめとして、漆塗り、金箔、銀箔、組子障子などを随所に取り入れるなど、嗜好をこらしたデザインとなっている。柱材には国産ヒノキを、内装材には北海道のナラ材を使用するなど、国産材をふんだんに活用しているのも特徴的だ。

 プロジェクトの第2弾としては、八事展示場モデルハウス(愛知県名古屋市)が公開される予定で、こちらはゆったりとした敷地特性を活かし、“外に開く間取り”を提案。なお2015年1月に、両モデルハウスを基にした新商品の発売が予定されている。
《冨岡晶》

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