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断熱材の燃えやすさを解消!積水化学工業の不燃ポリウレタンフォーム

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「PUXFLAME」は優れた断熱性など従来のポリウレタンの特徴を残しつつ、燃えやすいという弱点も克服した新素材。現場での火災事故減少に貢献できる(撮影:防犯システム取材班)
  • 「PUXFLAME」は優れた断熱性など従来のポリウレタンの特徴を残しつつ、燃えやすいという弱点も克服した新素材。現場での火災事故減少に貢献できる(撮影:防犯システム取材班)
  • ウレタンフォームと同等の断熱性により、不燃断熱材よりも厚みを低減できる。単一材料の施工のため、通常ウレタン+不燃コートの施工より工期も短縮できる(撮影:防犯システム取材班)
 積水化学工業はは東京ビッグサイトで開催された「エコプロ2016」にて、不燃ポリウレタンフォーム「PUXFLAME(パックスフレイム)」の展示を行った。

 ポリウレタンは、軽い・断熱性が高い・様々な形状で加工できるといった特徴から、建材として幅広く使用される一方で、燃えやすいという弱点がある。「PUXFLAME」は難燃化配合技術により、ポリウレタンの特徴を残しつつ不燃性を兼ね備えた不燃性ウレタン断熱材だ。

 一般的な硬質ウレタンフォームは加熱されると一気に燃え広がるが、「PUXFLAME」は加熱時に発現する特殊な炭化層により酸素と可燃ガスの結びつきを遮断し、瞬時に延焼を抑制する構造になっており、ウレタン系現場発泡断熱材としては国内初となる「国土交通大臣不燃材料認定」を取得している。

 「断熱」と「不燃」を兼ね備えることで、通常ウレタン+不燃コートの施工や不燃性断熱材の施工と比べ、厚みを低減することが可能。単一材料による施工でかつ再吹付のための乾燥時間も不要なため、工期の短縮も実現できる。

 適用下地例はコンクリート壁、コンクリートスラブ、押出中空セメント板、ALC板、デッキプレートなど。現在HFC発泡剤で2品種があり、HFO発泡剤を用いた製品を2017年2月に発売予定とのこと。
《防犯システム取材班/鷹野弘》
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