NEC、AESに代わる高速・軽量な新暗号技術「TWINE」開発……センサ機器から安全にデータ収集 | RBB TODAY

NEC、AESに代わる高速・軽量な新暗号技術「TWINE」開発……センサ機器から安全にデータ収集

 日本電気(NEC)は21日、センサ機器を介してやり取りされる情報の安全な通信を実現する、高速・軽量暗号技術「TWINE」(トゥワイン)を発表した。

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TWINEの適用ユースケース
  • TWINEの適用ユースケース
  • TWINEアルゴリズムの特長
  • TWINEのもたらす効果:計算リソースと処理速度
 日本電気(NEC)は21日、センサ機器を介してやり取りされる情報の安全な通信を実現する、高速・軽量暗号技術「TWINE」(トゥワイン)を発表した。

 防犯カメラやGPS搭載端末などを介して大量に通信されるビッグデータには、プライバシに関わるものも含まれているため、暗号化が求められており、軽量・高速・安全な暗号アルゴリズムが必要とされていた。一方で現在の標準的な暗号アルゴリズムである「AES」(Advanced Encryption Standard)は、小型のセンサ機器に専用デバイスを搭載するのが困難だった。

 新開発の「TWINE」は、従来の暗号アルゴリズムで用いられていた「一般化Feistel構造」を改良し、4ビット単位の処理のみで、軽量性・高速性・安全性を実現。小規模な暗号専用のデバイスと、マイコン・サーバにおけるソフトウェア処理のすべての環境において、高速に実行できる新しい暗号アルゴリズムとなっている。また、ハードウェアの回路規模や、マイコンにおけるメモリ使用量などの計算リソースについても、世界最小クラスの軽量性になっている。

 小規模デバイスに特化した従来の代表的な暗号アルゴリズムと比較して、特定用途向けの集積回路であるASICで同程度、小型マイコンによるソフトウェア処理で4.5倍の処理速度を達成。また、サーバで使用されるCPU(クロック2.8GHz)で3.76Gbps(C言語で実装したAESの2.5倍)の処理速度を達成したという。

 またASICを用いて暗号専用のデバイスを作成した場合、回路規模を従来のAES暗号化(秘密鍵長:128ビット)と比較して約1/6の約1800ゲートで実現できる見込みだ(標準的な回路構成を想定)。
《冨岡晶》

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