日本HP、最新インテルXeonプロセッサーE7ファミリー搭載の「HP ProLiantサーバ」3機種を発売 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

日本HP、最新インテルXeonプロセッサーE7ファミリー搭載の「HP ProLiantサーバ」3機種を発売

エンタープライズ ハードウェア
HP ProLiant DL580 G7
  • HP ProLiant DL580 G7
  • HP ProLiant BL620c G7
  • HP ProLiant BL680c G7
 日本ヒューレット・パッカードは12日、拡張性と信頼性を強化した最新インテルXeonプロセッサーE7ファミリーを搭載したx86サーバ「HP ProLiantサーバ」の機能強化モデル3機種の販売を開始した。

 「HP ProLiantサーバ」の機能強化モデルは、ラックマウント型「HP ProLiant DL580 G7(以下、DL580 G7)」、ブレード型「HP ProLiant BL620c G7(以下、BL620c G7)」および「HP ProLiant BL680c G7(以下、BL680c G7)」の3機種となる。

 いずれも、最新インテルXeonプロセッサーE7ファミリーを搭載しており、従来のインテルXeonプロセッサー6500/7500番台(最大1P/8コア、16GBメモリ)搭載モデルに比べ、コア数を最大10コアまで増強し、仮想環境におけるプロセッサー数の集約を図ることにより、ソフトウェアライセンス費用を大幅削減し、TCO改善を支援する。

 また、32GBメモリのサポートによりメモリ搭載容量を2倍に拡張したことにより、大容量のメモリが必要となるクライアント統合環境においても高いパフォーマンスを実現。さらに、豊富なメモリスロットを利用して安価に大容量メモリ構成が可能となり、ミラーメモリ構成では特に大幅なコスト削減効果を発揮するという。この他、ブレード型モデルでは、ネットワークに10Gb CNAを標準搭載しており、仮想化集約時に求められる高いI/Oパフォーマンスを提供する。

 さらにサーバプラットフォームの信頼性向上を図る機能として、2つのDRAM障害を保護する「Double Device Data Correction」を新たに実装。オンラインスペアメモリやミラーメモリサポート、HP Memory Quarantine Ready(以下、MCAリカバリー)など、さまざまな信頼性機能を提供することで可用性や信頼性を強化するという。

 「DL580 G7」は、仮想化やデータベース、サーバ統合に最適なラックマウント型のスケールアップサーバ。インテルXeonプロセッサーE7ファミリーを最大4基搭載で、64個のDIMMスロットで最大2TBメモリをサポート、SAS最大搭載容量を4.8TBに拡張している。

 「BL620c G7」は、従来の2Pサーバを上回る拡張性を提供するブレード型サーバ。インテルXeonプロセッサーE7ファミリーを2基、20コア搭載可能で、32個のDIMMスロットで最大1TBメモリをサポートする。最大16の物理ポートを実装可能(FlexNIC/HBA対応)で、インテルXeon E7-8837 2.67GHzプロセッサーをCTOで搭載可能だ。オンボードでCNAを4ポート標準搭載で、VC FlexFabricと組み合わせることで、標準搭載のネットワークポートを最大16ポートに分割してNIC/FCoE/iSCSI HBAとして利用可能、分割された各ポートを100Mbから10Gbまで自由に設定できる。

 「BL680c G7」は、高パフォーマンスを省スペースで提供するブレード型サーバ。インテルXeonプロセッサーE7ファミリーを4基、40コア搭載可能で、64個のDIMMスロットで最大2TBメモリをサポート。最大32の物理ポートを実装可能(FlexNIC/HBA対応)する。オンボードでCNAを6ポート標準搭載で、VC FlexFabricと組み合わせることで、標準搭載のネットワークポートを最大16ポートに分割し、NIC/FCoE/iSCSI HBAとして利用可能、分割された各ポートを100Mbから10Gbまで自由に設定できる。

 なお、「HP ProLiantサーバ」機能強化モデル3機種のリリースにあわせ「VMware vCloud Director」をはじめとする3製品のOEM販売も開始する。「VMware vCloud Director」は、仮想マシンの提供から支払いプロセスなど、クラウド環境の管理、制御が可能で、これによりVMware環境において複数テナント対応するサービスポータルが提供可能となる。また、「VMware vShieldファミリー」は、仮想環境およびクラウド環境に対応したセキュリティ機能を提供。これにより仮想環境向け運用管理ソリューションのラインアップを拡充し、日本HPのもつ「HP BladeSystem Matrix」や「HP Insightソフトウェア」を補完する製品として、多様な仮想化、クラウド環境の運用ニーズに柔軟に対応する。さらに「VMware vCenter CapacityIQ」は、仮想環境管理ツールVMware vCenterにキャパシティ管理機能を拡張し、将来的なシステム拡張の計画立案を支援するという。

 価格は、「HP ProLiant DL580 G7」が1,614,900円(税込)から、「HP ProLiant BL620c G7」が1,147,650円(税込)から、「HP ProLiant BL680c G7」が2,291,100円(税込)から、「VMware vCloud Director」が445,200円(税込)、「VMware vShieldファミリー」が149,100円(税込)から、「VMware vCenter CapacityIQ」が222,600円(税込)。いずれも12日より発売。
《池本淳》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top