NECビッグローブ、Android搭載タブレット「Smartia」!サービス一体型で差別化 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

NECビッグローブ、Android搭載タブレット「Smartia」!サービス一体型で差別化

IT・デジタル スマートフォン
取締役執行役員常務の古関義幸氏
  • 取締役執行役員常務の古関義幸氏
  • 「常に電源をONにして部屋に置いておいていただきたい」と古関氏
  • 主な仕様
  • 写真を端末に送ってお気に入り写真を表示する「お届けフォト」
  • ニュース、天気、占いなどプッシュで配信される
  • サービスが入れ込まれた部屋を6つ用意
  • おすすめアプリを週2回自動更新
  • 日本アンドロイドの会会長の丸山不二夫氏
 NECビッグローブ(以下、ビッグローブ)は25日、都内でネットサービス一体型タブレット「Smartia(スマーティア)」の製品発表会を開催した。

 同端末はNECが発表している「LifeTouch」にビッグローブが提供しているネットサービスを一体化して提供するもの。すでにRBB TODAYではNECのインタビューで紹介済だが、「LifeTouch」はBtoBtoCの展開を考えた製品で、企業が目的に応じて仕様をカスタマイズしコンシューマ向けに販売できるのがウリだ。ビッグローブの「Smartia」が「LifeTouch」をベースにしたコンシューマ向け製品第1号となったわけだ。搭載するOSは、Android 2.1となる。

 説明会に登場した取締役執行役員常務の古関義幸氏は、「Smartia」を手にしながらその特徴について(1)横置きで手ごろなサイズ、(2)ホーム画面にあたる“Smartiaホーム”、(3)andronavi(アンドロナビ)を挙げた。

 (1)については、サイズは約220×120×14mmで7インチのワイドTFT液晶を搭載。「10インチという大きさもいいが、持ち歩いたり鞄の中に入れるには大きすぎる。7インチだと手ごろなサイズだ」とアピールする。重さは、約370gとその軽さも特徴となっている。これは350ccの缶ビールと同じくらいの重さだという。ハードウェアスペックは、ネット接続はWi-Fi、センサーはGPS、加速度、地磁気、光を搭載、USBはStandard AのほかにMicro Bを採用、背面には3Mピクセルのカメラを搭載する。この他、Bluetooth、SDHC、マイク入力、ステレオ音声出力に対応する。対応フォーマットは映像がH.263/H.264/MPEG4/WMV9、音声がMP3/PCM/AAC/WMA、画像がJPEG/GIF/PNGとなっている。バッテリー駆動時間は約8時間だ。

 (2)のホーム画面“Smartiaホーム”は、電源をONにすると最初に登場する画面だ。古関氏はこの画面について「いつでも旬な情報をお届けする、いつでもBIGLOBEとつながっていて、電源ONにした途端に色んなサービスが入ってくる。BIGLOBEのサービスと一体化している」とアピールする。画面左にはニュースと、天気、占いが表示される。情報は5分ごとにクラウドへ最新の記事(BIGLOBEニュースなど)を読みに行き、読み込んだデータは20秒ごとに端末上で切り替わって表示される。右下には、アプリ、ニュース、お買い物、おでかけなど、同社のサービスが入れ込まれた“部屋”がアイコンで6つ表示されている。

 (3)のandronaviはAndroidのアプリケーションをダウンロードできるアプリマーケットだ。古関氏は力を入れているサービスとして“アプリおすすめサービス”を挙げた。同アプリマーケットはプリインストールした状態で提供される。「Androidのアプリケーションは5万本あると言われている。私どもとしては敢えて数を絞り厳選アプリ200本を提供する。そのうち150本は無料だ。その後徐々に本数を増やし2010年度末には10万本になる予定だ」(古関氏)。前述のアプリの部屋を立ち上げると、おすすめアプリが登場。これらは週に2回自動的に更新される。ランキングや詳細レビューを参考にしながらアプリを探すこともできる。BIGLOBEオリジナルのアプリとしては、冷蔵庫に入っているものを管理する「冷蔵庫チェッカー」、メールで写真などを端末に送るとフォトフレームとして表示する「お届けフォト」(無料)がある。このほかEvernoteプレミアム(月額498円/1年間無料)などがある。

 3G以外はフルスペックといっていい端末だが、特徴はその“軽さ”とプッシュ型のコンテンツ・アプリ表示ということになるだろう。同端末はスタンドを用意しているため、部屋置いておくことも可能だが、他の端末に比べて持ち運びが苦にならない。また、プッシュ型の情報表示は、意外と面倒な情報を取りに行く操作や手間を省いてくれる。

 壇上には日本アンドロイドの会会長の丸山不二夫氏が登場し「来年の春には十数種類のAndroid端末が市場に登場するだろう。ただ、それをどういうアプリで活用していくのかが大事なことになる。その意味ではアプリを流通させるマーケットがすごく大事だ。その意味ではandronaviの取り組みは期待している」と話した。

 なお、26日にはGALAXY TabがNTTドコモから発売になり、今後はタブレット端末の競争がはじまることが予想される。これについて古関氏は「GALAXY Tabは大きなモバイルフォンと言える。小さなモバイルで飽き足らないという人が欲しがるかもしれない。我々はそのパスは狙っていない。家でも常時ONで(情報が取得でき)、外出先でも別の端末によって3GもLTEでも接続できる」と違いをコメントした。

 端末価格は42,800円で12月6日から公式ウェブサイト「BIGLOBE Smartia Style」で購入可能。「BIGLOBE Smartia Style」からBIGLOBE接続サービス利用者が申し込んだ場合はインターネット接続やメールなどの初期設定をした形で手元に届く。また、「BIGLOBE 光パック Neo with フレッツ」に申し込んだ場合、24ヵ月間継続利用を条件に1円で購入可能。「BIGLOBE 高速モバイルEM」に申し込んだ場合は34,800円で購入できる(Pocket Wi-Fi無料)。

 なお、公式ウェブサイトのほか、楽天、Amazonからの購入が可能となっている。

 12月初旬から1月31日まで秋葉原のLinux Cafeでタッチ&トライのイベントが実施される予定だ。
《RBB TODAY》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top