【車×ガジェット】絶対倒れない車載タブレットホルダーをつくってみたゾ | RBB TODAY

【車×ガジェット】絶対倒れない車載タブレットホルダーをつくってみたゾ

世の中には信用してはいけないものがある。仮想通貨と吸盤である。いや、仮想通貨とは縁はないので、よくわからないが、吸盤はまったく信用してはならない。洗面所やふろ場の吸盤は一度でも落ちるともう二度とくっつくことはない。

IT・デジタル スマートフォン
こんな感じで固定できる
  • こんな感じで固定できる
  • 完成
  • 利用したスマートフォンホルダー。カー用品店で1000円くらいだ
  • キューブにはこんなところにカップホルダーがある。ベンチレータのフィンに取り付けるカップホルダーを利用してもいい
  • 主な材料
  • リベッターはこういう工具
  • 差し込む部分にあわせてペットボトルを切って重ねる
  • 吸盤用のアルミ台。フチはヤスリで削っておくこと。プラバンや下敷きを利用してもよい
 世の中には、私が信用できないものがある。仮想通貨と吸盤だ。いや、仮想通貨とは縁はないので、よくわからないが、吸盤はまったく信用してはならない。洗面所やふろ場の吸盤は一度でも落ちるともう二度とくっつくことはない。しかも人が見てる前では絶対に落ちない。目を離すと落ちるしくみになっている。

 吸盤が信用できないのはふろ場だけではない。最近クルマの中でも手放せないスマートフォンやタブレット。ダッシュボードに吸盤をつけて取り付けている人はいないだろうか。強力タイプとか凹凸面でも密着するスポンジタイプ・ゲルタイプ、サクションカップ(密着した吸盤をレバーでひっぱり負圧を利用して吸引力を高めたもの)など各種あるが、だいたいスマホやタブレットの重さをささえられず、「すんません、やっぱダメでした~(てへぺろ)」と言わんばかりに脱落する。

 運転中に突然吸盤がはずれたりすると、非常にストレスだ。そもそも足元にスマホが脱落したりして危ない。いいかげん、クルマの内装にスマホホルダーとUSB充電ソケットは標準装備にしてほしい。が、そういう車はまだ一部だ。

 なんとか車内のスマホを落ち着かせたい。そんな悩みに悩まされていたが、ある日ひらめいた。そもそもレザー加工され、微妙に凹凸や曲面になっているダッシュボードに固定しようとするからダメなのだ。ダッシュボード以外、たとえばカップホルダーのように、なにかにひっかけるとか差し込むかして取り付ければいいのではないか?

 そう考えたら、自宅のクルマ(日産キューブ)はうまい具合に運転席右側、メーターパネルの横にカップホルダーが埋め込まれている。ここにペットボトルを加工してスマホホルダーの固定台を作ったらどうだろうか。固定台の上部はアルミ板かプラバンできっちり平面を作ってやれば振動や温度変化で吸盤がはずれたりする心配はない。ペットボトルならすぐ加工できるので、さっそく工作に取り掛かった。
キューブにはこんなところにカップホルダーがある。ベンチレータのフィンに取り付けるカップホルダーを利用してもいい


 構造などは写真をみてもらえば一目瞭然だろう。適当な大きさのペットボトルを2つ用意して、ホルダーの深さを測って底の部分を重ね合わせる。そこにスマホホルダーの吸盤を吸いつかせるためのアルミ板を張り付ける。それだけだ。

利用したスマートフォンホルダー。カー用品店で1000円くらいだ



色を塗ったペットボトルとアルミ板を固定


 子どもの夏休み工作レベルで出来る代物だ。表面が平の金属やアルミ板ならサクションカップ式のホルダーならかなり強力に固定できる。それでも不安だったり吸盤が弱いなら、吸盤ごとホルダーをタッピングビスなどで固定してしまってもよい。

 キューブはダッシュボード上にカップホルダーが埋め込まれていたが、そうでないクルマはベンチレータのフィンに取り付けるタイプのカップホルダーを利用し、そこにはめ込むように作ればよい。

 写真を見れば、作り方は説明するまでもなさそうだが、いちおうだいたいの手順を以下に示す。

●用意するもの:
スマートフォン・タブレットホルダー:
ペットボトル:2個
アルミ板:適量
薄いスポンジ、または隙間テープ





●必要な道具
カッター、ハサミ、リベッター、両面テープ、小型ドリル

リベッターはこういう工具


 ホルダーは、サクションカップで吸盤がスポンジ、またはジェルタイプがオススメ。あまり安いものや小さいものは吸盤そのものが弱いので1000円前後のものがいいだろう。ペットボトルは500ミリリットルなど少し太めのものを、自分のカップホルダーのサイズに合わせて選ぶ。底の部分を合わせて、カップホルダーの深さより少し低くなるような大きさに切る。

 アルミ板は、ホームセンターで売っている厚さ2ミリ程度のもの。この厚さならカッターかハサミで切り抜くことができる。スポンジは、最後にホルダーの太さに合わせて、かさねたペットボトルの周りに貼り付ける。隙間があるとカップホルダーの中で振動して吸盤がはずれやすくなるので、ぴったりサイズになるように巻き付ける。両面テープのついた隙間テープ(ドアや窓枠のすき間を埋めるテープ)があると貼りやすい。

 ペットボトルの組み合わせやアルミ板の張り付けは、接着剤や両面テープでもいいが、今回、使っているうちに剥がれたりするのでイライラしたくなかったので、リベットを使って固定することにした。リベットはホームセンターで売っているリベッターを使う。

接着剤で固定してもいいが、絶対はずれないようにリベットを使う




 貼り合わせたいものに穴をあけて、リベットを差し込む。ペンチのようなリベッターで、飛び出した棒の部分を引きちぎると、アルミのリベットをつぶして固定される。ただし、この方法でアルミ板を固定すると、吸盤が貼りつく面に凹凸ができてしまう。吸盤が剥がれてしまうようなら、もう1枚アルミ板を接着剤や厚みのある両面テープで張り付ける。今回は、スマートフォンホルダーに同梱されていた取り付けシートを利用した。

 ドリルはリベットの穴あけ用だ。堅いものを加工するわけではないので、電動ドライバーにドリルの刃をセットしたもので十分だ。その気になれば千枚通しで空けてもよい。

 今回、工作していたら物置からスプレー塗料がでてきた。せっかくなので着色した。が、そこにあったスプレーだったので色(ブルー)は内装を考慮していない。どうせ大部分はカップホルダーと吸盤で隠れてしまうので気にしない。

せっかくなので物置に余っていたスプレーで塗装




 実際の使い勝手だが、手前みそになるがすこぶる調子がいい。吸盤をしっかり取り付ければ、まず剥がれ落ちることはない。しかも、キューブのダッシュボードカップホルダーの位置はスマホやタブレットの位置にちょうど良い。慣れるとセンターコンソールのカーナビより、タブレットのGoogle Mapsのほうが便利で操作しやすいくらいだ。









こんな感じで固定できる


 しかもちょっとした検索はSiriが使える(iPad miniなので)。Bluetoothでカーナビと接続させれば、音楽再生も音声操作できる。なんちゃってコネクテッドカーの出来上がりだ。

 なお、自分が主に使っているタブレットはWi-Fiモデルなので、電池の消費がSIMモデルより少ない。そのため、電源ケーブルがなくても1日程度のドライブでは電池切れになることはない。しかし、SIMモデルやスマートフォンの場合、シガーソケットから延長した電源ケーブルが必要かもしれない。このあたりは、各自、車種ごとに工夫してほしい。
《中尾真二》

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