【iEXPO2010(Vol.6)】Androidタブレット「LifeTouch」の完成品が初披露!企業の顧客向けサービス端末として | RBB TODAY
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【iEXPO2010(Vol.6)】Androidタブレット「LifeTouch」の完成品が初披露!企業の顧客向けサービス端末として

エンタープライズ ハードウェア
展示会では完成品が展示される予定
  • 展示会では完成品が展示される予定
  • クラウドコミュニケーター「LifeTouch」
  • パーソナルソリューション事業開発本部 主任 戸野祐生氏
  • パーソナルソリューション企画本部 マネージャー 宮本保之氏
  • 左からUSB 2.0(Standard A)、USB 2.0(Micro B)、ミニジャック(ステレオ)、AC
  • サイズは約220×120×14mm/重量約370g
  • カラーもカスタマイズ。白が標準モデル、黒が十字キーをなくしたカスタマイズモデルの例
 日本電気(NEC)は、「C&Cユーザーフォーラム & iEXPO2010」にて、Androidを搭載した7インチのクラウド端末「LifeTouch(ライフタッチ)」をデモ展示する予定だ。今回の端末は、6月の「Interop Tokyo 2010」で参考展示したバージョンからさらに操作性向上やタッチパネルの改良を図り、本番環境で動作する。完成品としては初めての展示となる。

 NECが「クラウドコミュニケーター」と位置付けるLifeTouchは企業の顧客向けサービス端末で、BtoBtoC型のビジネスモデルで展開する。PCとケータイの間を埋める企業の顧客向けサービス端末メディアタブレット市場に、若年層やシニアでも使いやすいクラウド端末をNECとして投入し、企業の新しいサービス展開を支援したい考えだ。

 パーソナルソリューション企画本部 マネージャー宮本保之氏は、「最終顧客に対する“パイを広げたい”“サービスの付加価値を高めたい”と考えている企業とともに、LifeTouchという新しいクラウド端末を活用してどういった新しいサービスを展開できるかの検討を行っていきます。自前のプラットフォームをお持ちでなくても、NECのサービスプラットフォームと組み合わせたトータルなソリューションで提供することで、LifeTouchを活用する事業を支援します」と語る。

 そのため、LifeTouchのカスタマイズにも対応する。パーソナルソリューション事業開発本部 主任戸野祐生氏は「メディアタブレット市場でここまで個別対応できるのはLifeTouchだけだと思います」と話すが、ハードウェアとソフトウェアで様々なカスタマイズに応じる点が最大の特長だ。

 LifeTouchは、Android 2.1を搭載し、画面はケータイの約4倍の7インチ、解像度は800×480ドット(WVGA)、重さ約370g、タッチパネルとハードウェアキーを持ち、無線LAN、カメラや各種センサー(GPS、加速度センサー、ジャイロセンサー、照度センサー)、内蔵マイク、USBポート、音声出力などを搭載する。これを標準モデルとし、カスタマイズによって3Gや赤外線通信、ボタン・本体カラーの変更にも対応する。また、ソフトウェアに関しても、Android標準に加え、NECオリジナルの利用シーン別アプリケーションとして、電子書籍、ホームサービス(エネルギー・防犯管理や家電コントロール)、ライフケア(地域情報との連携、健康管理)、電子ショップ、エンターテイメントなどもオプションで提供する。もちろん、不要であれば外すといったカスタマイズも可能で、企業のサービスに合ったアプリケーションの開発にも応じる。

 また、「営業活動や生産管理に」“簡単に操作できる”ことが業務の最優先であり、業務端末向けの問い合わせも多いという。タブレットよりも、7インチが適していると考える企業も多いそうだ。宮本氏は「PCやケータイを使った既存サービスの新しい端末オプションとしてLifeTouchを加えたいというお客様もいらっしゃいますし、新規の顧客サービスだけでなく、既存の様々なサービス向けにも対応していきたい」と語る。

 展示会場では「企業のサービスが変わる、個人の生活が変わる」と題したブースにて、LifeTouchを自由に触ることができる。LifeTouchについて、戸野氏は「家の中のリビングで、ソファに寝転びながら長時間手に持っても疲れず、また、タッチしやすい大きなアイコンや、文庫本くらいのちょうどいい画面サイズにもこだわり、持ち運びやすさと見やすさの両立したクラウド端末ができました」と自信を見せる。また、タッチパネルだけでなく、ボタンも用意したのは、確実なクリック感などタッチパネル以外の操作シーンを意識したものだ。さらに、例えば満員電車の中で電子ブックを読むときも、端末を抑えている親指を使って片手でページ送りができるような操作性も考慮している。その実際の操作感やアプリケーションの軽快さを、まずは実際に体験してみてはいかがだろうか。

 また同じブースには、Android搭載端末向けアプリマーケット「andronavi」(アンドロナビ)をスマートフォンを使って実際に体験できるコーナーや、高速モバイル通信が可能なWiMAXルータの新製品や、3Dパソコンなどのデモ展示もあり、これからのクラウド端末環境を体験できるスペースになっている。

 さらに会場内のその他のブースでも、LifeTouchを使ったソリューションがいくつか紹介されるという。その1つに、LifeTouchを使ったAR(Augmented Reality:拡張現実感)による会場案内のサービスもあり、LifeTouchを通して会場で配布されるガイドブックを見ると発見があるかもしれない。

 なお、LifeTouchとandronaviに関してはセミナーも同時開催される。11日(金)16:15~16:45は「企業の顧客向けサービスを実現するAndroid搭載・クラウド端末」(セミナー番号:F-8)、12日(金)13:15~13:45は「Android端末向けアプリマーケット「andronavi」とクラウドデバイスのご紹介」(セミナー番号:F-13)が行われるので、こちらもぜひチェックされたい。
《柏木由美子》
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