NECは28日、NPO法人ビッグイシュー基金と協働で、雑誌「BIG ISSUE」販売者のホームレスを対象に、IT活用で人や社会とのつながりの回復を目指す『NEC×ビッグイシュー ホームレスの人のためのITCONNECTION講座』を実施することを発表した。 ホームレスの人を対象に、ITを学ぶ「機会」や「ツール」を作り、インターネット上に「住所」をもって、社会から排除されたすべての人々にとっても有効となるようなプログラムの実験を行う。「ITを学ぶ」だけでなく「ITを使って学ぶ」内容にもなっており、多くの専門家の参画によって実現。講座は、IT基礎講座、自分とつながる講座、ビジネスマナー講座、お手紙講座、人とつながる講座などで構成されており、「グループワークで、ビッグイシューのメール販売企画書を作り発表する」といった内容が予定されている。 過酷で孤独な路上生活のなかで、いったん失った人との絆や社会とのつながりを再び取り戻す機会はほとんどないとされている。この講座は、「すべての人がデジタル社会の恩恵を享受」というNECの掲げる重点テーマの一環として実施されるもので、ITを活用することにより、この機会の創造にチャレンジするという。NECは、プログラム企画立案・活動資金提供等で協力する。 開催日時は（1）5月9日/16日/23日/30日、（2）6月6日/13日/27日、（3）7月4日/11日、（4）7月18日/25日、（5）8月8日/15日の5回で、8月22日に最終テストも行われるとのこと。開催場所は四谷ひろばパソコンルーム（東京都新宿区四谷4-20 TEL/FAX 03-3358-9140）。
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