2009年のサイバー犯罪は過去最多に——警察庁 | RBB TODAY
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2009年のサイバー犯罪は過去最多に——警察庁

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検挙件数の推移
  • 検挙件数の推移
  • ネットワーク利用犯罪の内訳
  • 都道府県警察における相談受理件数の推移
 警察庁は4日、2009年中のサイバー犯罪の検挙について発表した。

 それによると検挙件数は6,690件で前年より369件(5.8%)増加。過去5年間で約2倍に増加しており、統計を取り始めてから過去最多という結果となった。

 具体的には不正アクセス禁止法違反が2,534件で前年より794件(45.6%)増加、コンピュータ・電磁的記録対象犯罪は195件で前年より52件(21.1%)減少、ネットワーク利用犯罪は3,961件で前年より373件(8.6%)減少となっている。ただ、ネットワーク犯罪のなかで、わいせつ物頒布等及び児童ポルノ事犯は増加(647件)となっている。

 不正アクセス禁止法違反については、元交際相手や元従業員などの顔見知りの者によるものが最も多く(57人)、次いで交友関係のない他人によるもの(49人)、ネットワーク上のみの知り合いによるもの(8人)となっている。また、年齢についてみると、30歳代(35人)が最も多く、20歳代(33人)、10歳代(31人)、40歳代(13人)、50歳代(2人)の順となっている。最年少の者は14歳、最年長は59歳だった。

 都道府県警察の相談窓口で受理したサイバー犯罪などに関する相談件数は83,739件で、前年より1,745件(2.1%)増加している。インターネットオークションに関する相談が減少する一方で、詐欺・悪質商法、迷惑メールに関する相談などが増加。詐欺・悪質商法のうち、25,856件、64.1%が架空請求メールに関するものだった。

 なお、インターネット上の自殺予告事案についてはプロバイダなどから情報開示を受け対応した件数及び人数は223件228人で43件増加している。
《RBB TODAY》
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