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NEC、大規模ECシステムを国内で初めてSaaS型で提供開始

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「NeoSarf/EC」の概要
  • 「NeoSarf/EC」の概要
  • SaaS基盤サービス「RIACUBE/SP」の概要
 NECは13日、百貨店や大手通販事業者などの大規模企業向けとなるECシステムをSaaS型で提供するサービスを開発し、「NeoSarf/EC(ネオサーフ/イーシー)」の名称で販売を開始した。

 ECシステムは、コンシューマ(一般消費者)向けに大規模なWeb販売を行う際に必要な基本機能を有するシステムの総称。「NeoSarf/EC」は、商品情報表示・商品検索などの“フロント機能”、商品管理・注文/受注管理・コンテンツ管理・顧客管理などの“バックオフィス機能”、ログ管理・アクセス権限管理などの“共通機能”といったECシステムの基本機能に加え、コンテンツ登録・管理などの付帯機能もSaaS型で提供される。

 「NeoSarf/EC」はNECのSaaS基盤サービス「RIACUBE/SP(リアキューブ エスピー)」上から提供される。「RIACUBE/SP」はハードウェア・OS・ミドルウェアなど複数製品を組み合わせて事前検証を行ったプラットフォームであり、既存システムや他サービスとの連携、顧客のさまざまな要求レベルに応じたサービス提供が可能とのこと。また一般的なECパッケージには含まれていないEC用コンテンツマネジメントシステム(CMS)をNECが独自に開発し、基本機能とともにSaaS型で提供する。商品情報などのコンテンツ作成・変更を、マウスによるドラッグ&ドロップ操作により、リアル店舗のような感覚で「棚換え」や「改装」が迅速かつ簡単に行え、専門知識がなくても機動性のあるサイトを構築・運用できる。

 これにより、利用企業は個別にシステムを構築することなく、ECシステムを短期間かつ低コストで利用開始することが可能とのこと。なお大規模事業者向けECシステムがSaaS型で提供されるのは、国内で初とのこと。またSaaS型としたことで、SIで構築する場合と比べて、利用企業のシステム導入・運用などにかかるコストを5年間で最大30%程度低減することが可能。NECは「NeoSarf/EC」を大規模EC事業者向けに、今後5年間で30社への販売を目指す。さらに、大規模以外にさまざまな規模のEC事業者向けサービスも順次提供していくとしている。「NeoSarf/EC」のサービス利用料は、月額400万円(税別、SaaS基盤サービス「RIACUBE/SP」の費用を含む)から。
《冨岡晶》
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