アイシロン、SAN市場に参入 〜 仮想化環境向けに「Virtualization Pack」を発表 | RBB TODAY
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アイシロン、SAN市場に参入 〜 仮想化環境向けに「Virtualization Pack」を発表

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 アイシロン・システムズは17日、“Isilon IQ Virtualization Pack〜Stop the inSANity” をキャッチフレーズにSAN市場に参入するとし、スケールアウトNAS製品「Virtualization Pack」を発表した。あわせて同日よりVirtualization Packを、アイシロンの販売代理店より販売開始する。

 今回「Virtualization Pack」として発表されたのは「Isilon IQ1920x仮想化パック」「Isilon IQ6000x仮想化パック」の2製品。「Isilon IQ1920x仮想化パック」が1.92TBのHDD×3で構成された5.7TBモデル、「Isilon IQ6000x仮想化パック」が6TBのHDD×3で構成された18TBモデルとなる。いずれも、「SnapshotIQ」(仮想化環境のスナップショットを無制限に単一ストレージプールに保存)、「SmartConnect」(負荷分散とフェイルオーバ機能で仮想マシンのパフォーマンスと高可用性を実現)、「SmartQuotas」(簡単なストレージのリソース管理と仮想化環境におけるシンプロビジョニングを実現)といった、仮想化環境の最適化をサポートするソフトがバンドルされている。

 従来のSANやNASは、柔軟性に乏しく複雑な管理を必要とするため、管理コストがかかり、ビジネスの俊敏性を損なうとされている。また、ストレージのスプロール化により、パフォーマンスにボトルネックが生じオーバープロビジョニングを余儀なくされ、ストレージの利用効率低下を引き起こしするとされていた。そのため、複雑性や拡張性の制限により、サーバ仮想化による利点を帳消しにしてしまうと考えられていた。アイシロンでは、スケールアウトNASを活用し、シングルファイルシステムで数千TBまでの拡張性などを備えた製品で、優れた仮想化ストレージ環境を提供するとしている。同社製品では、数十秒でパフォーマンスと容量を追加可能とし、仮想マシンを停止することなく必要なときにシステム導入が可能なほか、数百から数万の仮想マシンに対応し仮想化環境を限界なく拡張できる。80%以上のストレージ利用効率サーバリソースの最大活用し、過大なプロビジョニングを防止しているという。

 アイシロンの代表取締役のティム・グッドウィンは「アイシロン スケールアウトNASは、従来ストレージが抱える複雑で非効率なストレージ インフラが妨げていたビジネスの俊敏性やコストおよびパフォーマンスにおける問題を解決します。Isilon IQ Virtualization Packにより、弊社は本格的にSAN市場へ参入し、より多くのお客様へアイシロンの仮想化ソリューションを提供できます。」とのコメントを寄せている。
《冨岡晶》
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