「日本たばこ」や「ドコモ」が人気〜倒産しないと思う企業は? | RBB TODAY
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「日本たばこ」や「ドコモ」が人気〜倒産しないと思う企業は?

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調査結果
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 経営不振や不祥事などにより、知名度の高い大手企業といえども倒産や廃業に追い込まれることが珍しくなくなった昨今だが、こうした事態を人々はどう見ているのだろうか。アイシェアはネットユーザー男女558名に意識調査を実施した。

 「山一證券」「そごう」「NOVA」など、過去に倒産した有名上場企業15社を挙げ、そのなかに倒産してびっくりした企業があるかを聞いたところ、「ある」と答えたのは全体の54.7%。具体的に驚いた企業を複数回答形式で聞くと、最も多かったのが「山一證券」で56.1%。山一證券が倒産した1997年に10代もしくはそれ未満だった20代でも41.5%を占め、30代では59.8%、40代では63.1%と、当時の衝撃の大きさがうかがえる結果となった。

 以下「そごう(49.5%)」「NOVA(48.9%)」「マイカル(31.5%)」と続き、性別、年代、株価チェックの有無を問わず、ほぼ同様の順位となったが、20代だけは「NOVA」が61.0%でトップ。倒産が2007年と記憶に新しいことが影響したのではと予想される。

 男性では信販会社の「ライフ」、女性では宝飾品の「三貴」がそれぞれ異性よりも印象に残っているようだ。また40代では「北海道拓殖銀行」「千代田生命保険」が他の年代を上回るなど、性別年代による意識の違いも見てとれた。

 一方、知名度が高いであろう食品関連の日経平均採用銘柄10社を示し、最も倒産しないと思う企業を聞くと、1位は「日本たばこ産業(26.3%)」。男性、40代、「チェックしている個別銘柄がある」人では約3割にのぼった。40代では「アサヒビール」「キリンホールディングス」が「味の素」を抜き、女性では「キッコーマン」の数値が比較的高め。生活密着度が「倒産しないだろう」との期待を込めた推測に結びついているのかもしれない。

 同様に電気機器系企業8社について聞くと、1位「パナソニック(26.0%)」、2位「ソニー(13.1%)」となった。男性と40代では「パナソニック」が、女性と20代では「ソニー」の支持がやや高め。通信・サービス業系企業では「エヌ・ティ・ティ・ドコモ(57.0%)」が他社を圧倒してトップだった。

 最後に、回答者自身が勤務する会社に倒産の危険性があると思うかを聞くと、24.2%が「大丈夫だと思う」としたものの、「不安はある」が32.8%、「結構危ない」と答えた人も12.4%にのぼった。「企業に所属していない」とした171名(30.6%)を除くと、会社務めの人の6割が「結構危ない」または「不安はある」と回答。30代にいたっては68.3%が危機感を抱いており、先行き不透明な時代を反映する結果となった。
《織本幸介》
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