マランツ、瞬時電流供給能力を高めた実売157,500円のプリメインアンプ | RBB TODAY
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マランツ、瞬時電流供給能力を高めた実売157,500円のプリメインアンプ

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本体と付属の専用リモコン
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 マランツコンシューマーマーケティングは12日、プリメインアンプの新製品として、演奏者の息づかいまで聴こえるほどだというリアリティを備えたプリメインアンプ「PM-15S2」を発表。6月下旬より販売する。価格は157,500円。

 同製品は、2005年3月に発売されたプリメインアンプ「PM-15S1」のスペックアップモデル。PM-15S1は、同社オリジナルの高速電圧増幅モジュールであるHDAMのSA2を搭載している。PM-15S2ではさらに、コンプリメンタリー・カスケード・プッシュプル型回路で、スルーレートが200V/μ秒以上という高速モデルのSA3を駆使。これにより、フルディスクリート構成の電流帰還型リニアコントロール・ボリュームおよびパワーアンプとしてハイスピード化を徹底。演奏者の息遣いまでも聴こえるほどに高いリニアリティを備えたプリメインアンプとしている。

 リニアコントロール・ボリュームでは、ボリュームコントロールICに新たにMICRO ANALOG SYSTEMS製「MAS6116」を採用。これにHDAM-SA3/-SA2を駆使することで、同社独自の電流帰還型アンプを組み合わせた音量調節回路とした。これにより、0dBから100dBまで0.5dBステップで高精度かつスムーズな音量調節が可能。さらに、チャンネル間のクロストーク、連動誤差を低減し、音場空間の再現性を大きく向上しているという。

 フォノイコライザー・アンプはコンスタント・カレントフィードバック型を搭載。低域から高域までのNFB量を一定にすることにより、音域による音質の変化をなくしたスムーズで奥行きのあるサウンドとしている。

 定格出力が同じアンプでもスピーカーをドライブする能力がさまざまであるなか、同社ではアンプ開発におけるコンセプトとして、瞬時電流供給能力の向上を追求。PM-15S2ではトータルの設計により、高い瞬時電流供給能力を獲得したという。そこで、高い瞬時電流供給能力を支えるコンデンサーには新開発の高音質タイプを採用。3分割巻構造とし、幅広のタブで電極箔と端子とを結んでいる。また、音にゆとりをもたせるために、素子固定材で3分割巻された電極箔をソフトかつ確実に支えているという。

 PM-15S1とPM-15S2の仕様の違いとして、入力感度のPHONO(MC)は300μVから270μVへ、同PHONO(MM)は3.2mVから2.7mVへ。出力インピーダンスは330Ωから220Ωへ。S/N比(IHF Aネットワーク、1W、8Ω負荷)のPHONO(MC)は77dBから75dBへ、同PHONO(MM)は85dBから86dBへ、同CD、LINEは90dBから89dBへ。本体の重さは18kgから18.5kgとなっている。

 そのほかは同様で、定格出力は8Ω負荷が90W×2、4Ω負荷が140W×2.周波数特性は5〜100,000Hz。トーンコントロール特性は±10dB、消費電力は220W。本体サイズは幅440×高さ123×奥行き444mm。付属品は専用リモコン/着脱式ACケーブルなど。
《加藤》
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