NTT Comとセールスフォース、甲府市の定額給付金支給管理システムに「Salesforce over VPN」を提供 | RBB TODAY
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NTT Comとセールスフォース、甲府市の定額給付金支給管理システムに「Salesforce over VPN」を提供

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 NTTコミュニケーションズとセールスフォース・ドットコムは17日、山梨県甲府市の定額給付金支給管理システムに「Salesforce over VPN」を提供したことを発表した。

 「Salesforce over VPN」は、セールスフォース・ドットコムのクラウド型アプリケーションSalesforceをNTTコミュニケーションズのVPNで利用するサービス。定額給付金の支給には、各地方自治体での住民情報や支給についての管理の仕組みが重要となるが、甲府市は、ハードウェア・ソフトウェアの購入やシステム開発が不要で早期導入を見込むことができ、住民の個人情報を高いセキュリティレベルで扱うことができるという理由から、「Salesforce over VPN」を選定したとのこと。

 甲府市に提供された「Salesforce over VPN」は、NTT Comとセールスフォース・ドットコムが地方自治体向けに定額給付金支給事務の管理システムとしてカスタマイズしたもの。生年月日や連絡先といった世帯情報や給付の状況、給付金額、給付に関する問い合わせなどを世帯ごとに管理でき、住民基本台帳の情報に基づいて、支給する定額給付金と子育て特別手当を自動的に計算できる。また、振込が完了した世帯や振込未了の世帯のリストを作成する機能を備えており、支給額の合計金額を自動集計してグラフを表示することも可能。作成したデータはCSVファイルに出力して、印刷システムや振込システムなど他のシステムでも利用できるという。

 甲府市役所企画部情報政策室 情報政策課の土屋 光秋 氏は「定額給付金管理のシステムは、一過性のものでありつつ、稼働までの期間が短く、導入におけるハードルは非常に高いものでした。自治体に限らず情報システムは、コスト、期間、品質のバランスの上で成り立っており、それぞれの要求が高まれば、通常は必ず残りの要素からのトレードオフが生じるものです。Salesforce over VPNにより、この3つのバランスを崩すことなく、低価格かつ短期間で、セキュリティについても十分配慮された高品質のシステムが構築できました」とのコメントを寄せている。
《池本淳》
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