北京オリンピックのメイン会場「北京国家体育場」(通称:鳥の巣)がある公園をIPv6が覆う。松下電器産業は、北京市内の公園にIPv6を用いた省エネ照明制御システムを構築中だ。その概要をInterop Tokyo 2008にて披露している。 公園は2.4km×1.4kmという大きさ。この中に設置している約18,000のLED照明を、約1,000のIPv6対応コントローラで制御する。これにより、競技やイベントにより公園全体の照明が細かく制御でき、約10%の電力が削減できると見られる。 中国はインターネット人口の増加により、慢性的にグローバルIPアドレスが不足していおり、国が積極的にIPv6の導入を進めている。今回の照明システムも、IPv6を利用することを前提に世界中のメーカーが提案。その結果、松下電器産業が導入することになった。 松下電器産業グループでは、すでにビルの照明やエアコンなどをIPv6を用いて制御をするソリューションを提供している。今回の北京への導入をきっかけに、都市開発にもIPv6による制御を広げていくことを狙っている。
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