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OKI、携帯機器向けスピーカーアンプLSI〜小型スピーカーでも十分な音量

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ML2620
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 沖電気工業(OKI)は8月31日より、スピーカーアンプLSI「ML2620」のサンプル出荷を開始した。2007年12月より量産出荷を開始する。

 「ML2620」は、小型・薄型の携帯機器に最適なLSIで、OKI独自の信号処理技術を用いることにより、10mm〜20mmの小径スピーカーから従来の約2倍の音量(同社比較)で音楽などを再生することができるとのこと。また、携帯機器ごとに異なる音響特性をパラメータ抽出したうえで、それぞれの機器に最適な音量、音質に補正することも可能となっている。

 またAGC回路(Automatic Gain Control)を内蔵しているため、自動でアンプの増幅率を制御できる。小さな入力(小さな音)は大きく再生され、スピーカーにダメージを与えるような過大入力(大きな音)は小さく再生される。またボリュームを1ステップずつ自動的に変化させるフェードイン、フェードアウト機能を搭載している。

 ハードウェア的にはCPUインターフェイスとして2線式シリアル、3線式シリアルの2モードを持ち、OKIの超小型パッケージ技術「W-CSP」を採用することで、2.54mm×2.42mmのパッケージサイズを実現している。なおW-CSP以外に4mm×4mm 20pin QFNも計画中とのこと。

 サンプル価格は500円(税別)で、量産予定数量は月産100万個を目標とする。
《冨岡晶》
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