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Xperiaが家族をつなぐ……ソニーからコミュニケーションロボット「Xperia Hello!」登場

ソニーモバイルが2016年に発表したXperiaシリーズのスマートプロダクトのコンセプトモデルを、また一つ商品化した。今度の製品はコミュニケーションロボット「Xperia Hello!(ハロー)」だ。

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ソニーのコミュニケーションロボット「Xperia Hello!」
  • ソニーのコミュニケーションロボット「Xperia Hello!」
  • 本体のフロントパネルがディスプレイになっている
  • 背面にNFCのタッチポイントを搭載
  • ボリュームボタンが底面にある
  • 家族で使っているイメージ
  • ユーザーの顔を認識して必要な情報を知らせてくれる
■家族の安全を見守るカメラ

 顔の部分に乗っている13.2MPのCMOSセンサー搭載カメラはビデオメッセージ用途だけでなく、静止画の撮影にも対応している。LINEのXperia Hello!アカウントにユーザーがアクセスすると、「家の様子おしえてコマンド」というメニューが用意されている。タップすると家族と最後に会話した時の時間を記録しているXperia Hello!が「お父さんを3分前にみかけました」といった具合に教えてくれる。

 もう一つのメニューである「家を撮影してコマンド」は、Xperia Hello!を置いた場所から見える家の中の様子を8枚の静止画として撮って、LINEで順番に送ってくれる機能だ。撮影前には「写真を撮っていいですか?」とXperiaが声に出して訊いてくるので、もし家族が近くにいて写真を撮られたくなかったら、キャンセルボタンになっているXperiaの顔を軽く押すと撮影をストップできる。撮影される静止画はいわゆるパノラマ写真ではなく、8枚の別々の写真になる。それぞれ1~2秒ごとのインターバルがあるので、Xperiaの動き方を知っていると、写真に撮られないように逃げることもできてしまうのだが。

家族で使っているイメージ
家族で使っているイメージ


■ニュースや天気予報を読み上げ&ディスプレイに表示

 そしてXperia Hello!にはもう一つ、ユーザーに必要な情報を届けてくれるインフォテインメント端末としての機能がある。本体には全7基で構成されるマイクアレイユニットとモノラルスピーカーが内蔵されている。さらに“おなか”にあたる部分には約4.6インチ/1280×720画素の液晶ディスプレイが内蔵されており、ユーザーが必要としている情報を目と耳から知らせてくれるのだ。

 教えてくれる情報は「ニュース(提供元は共同通信。カテゴリー選択も可能)」「交通情報(日本全国だいたいを網羅している)」「天気予報」「リマインダー」「家族宛のメッセージ」。簡単な日常会話にも応えてくれるし、うんちくはWikipediaを元に検索して教えてくれたりもする。たとえばニュースはテキストをディスプレイに表示しながら、音声で上から下へと読み上げる。

 Xperia Hello!のAIアシスタントは、グーグルのGoogleアシスタントやアップルのSiriと大きく違って、顔を登録したユーザーをカメラで「顔認識」してくれるので、会話を始めるタイミングで、いわゆる「OK Google」のようなトリガーワードの発声が要らないのが特徴だ。ただ顔認識だけで素速く、または正確に反応しないこともあるので、そんなときには「エクスペリア」と話しかけて目を覚ましてあげてもいい。

■Xperia Hello!はどんな人に向く製品なのか

 Xperia Hello!は「自ら動き、自ら話す」ことをコンセプトに掲げているコミュニケーションロボットだ。音声だけでなく、様々な“しぐさ”をギミックのある本体で表現しながら「喜んだり」「すねたり」とユーモアのあるアクションを披露してみせる。ソニーモバイルの開発担当者は「ソニーが培ってきた様々なセンサー技術や、音声とディスプレイを使って情報をフィードバックするノウハウが本機に詰まっている」のだと語っている。

ユーザーの顔を認識して必要な情報を知らせてくれる
ユーザーの顔を認識して必要な情報を知らせてくれる


 なお、Xperia Hello!の頭脳にあたる部分はソニーが独自に開発するAIとディープラーニングのプログラム開発のための統合ツール、「Neural Network Console」をベースにしている。

 本機は基本的にはファミリー向けのデバイスとして捉えてよいと思う。お父さん、お母さんが共働きで皆が忙しく暮らしている家族をつないだり、あるいは遠方にいるシニアの親世帯と音声や動画によるメッセージを送り合うコミュニケーションツールとして活躍してくれるだろう。当初はLINEとスカイプの利用が基本となるが、ソニーモバイルの開発担当者は「発売後にユーザーの利用動向を確認したり、意見をうかがいながらサービスの拡充も検討していきたい」と語っている。Android OSをベースとして、ある程度機能拡張に余裕を持たせた製品なので、色んな発展の仕方が考えられそうだ。また当面はスタンドアロンで使う機械になりそうだが、ゆくゆくはソニーの家電機器と連携したり、スマートホーム系サービスに組み込まれて活躍することもあるかもしれない。

 最後に基本的なスペックを確認しておこう。ホームネットワークへの接続はWi-Fiを基本としていて、11a/b/g/n/acに準拠する。Android OSベースなので、Google Playストアからアプリの追加も実はできてしまう。Bluetooth機能を内蔵しているので、送信側のデバイスとしてGoogle Play Musicなどのストリーミングサービスを立ち上げて、Bluetoothスピーカーをペアリングしてワイヤレス環境で音楽を聴くという楽しみ方も可能だ。内蔵ストレージは32GB。NFCによるワンタッチペアリングに対応する。

 データ転送用の接続端子はUSB Type-Cを搭載。電源はACアダプター接続を基本としているが、2,300mAhのバッテリーも内蔵しているので、短い時間であれば電源ケーブルをつながなくても家の中を持ち歩きながら使うこともできそうだ。
《山本 敦》

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