360度動画体験「VR」導入で新たな野球観戦! DeNAベイスターズがサムスンと協業 | RBB TODAY
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360度動画体験「VR」導入で新たな野球観戦! DeNAベイスターズがサムスンと協業

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リアルなVR映像に、思わず構える筒香選手
  • リアルなVR映像に、思わず構える筒香選手
  • 360ベイスターズ体験中の筒香嘉智選手(写真右)、山崎康晃投手(崎の字は、正しくは大の部分が立)
  • 向きを変えると画像(後ろのモニタ)の視点も変わる
  • ゴーグルの内側
  • サムスン電子ジャパン 代表取締役 最高経営責任者 堤浩幸氏
  • フォトセッション
  • さっそく取り付ける両選手
  • 横浜DeNAベイスターズ 代表取締役社長 池田純氏
 25日の開幕を前にオープン戦が盛り上がるなか、プロ野球・横浜DeNAベイスターズは21日、本拠地の横浜スタジアムにて、新たなスポーツ観戦の形として今季より開始する「360(さんろくまる)ベイスターズ」の記者発表会を開催した。

 「360ベイスターズ」は、横浜DeNAベイスターズの「コミュニティボールパーク構想」のひとつとしてスタートするもので、サムスン電子のVRウェアラブルデバイス「Gear VR」を利用した新しい球場体験を提供する。

 発表されたサービスは、次の4つとなる。
【1】360度映像を利用した球団オリジナルコンテンツを公式HP内特設サイトで配信(21日より)
【2】横浜スタジアム内コンコースにGalaxy Gear VRで、360ベイスターズのオリジナルVR映像を体験できる特設ブースを設置(29日より)
【3】スタジアム最上階スカイバーカウンター全14席にGalaxy Gear VRを設置しオリジナルVR映像の視聴サービス(29日より)
【4】オフィシャルショップにてベイスターズカラーのGear VRなどコラボ商品の販売

 なお今回は、スカイバーカウンターのネーミングライツを取得したことで、正式名称は「Galaxy Gear VRスカイバーカウンター」となるそうだ。

 視聴できるVR動画は、筒香嘉智選手のバッティング練習、山崎康晃投手(崎の字は、正しくは大の部分が立。以下同)のブルペンでの投球練習、マウンドからのシートノックの3つの配信からスタートする。360ベイスターズの開始にあたって、同球団 代表取締役社長 池田純氏は「キャンプのときからサービスのテストや体験をしてきましたが、いままでないスケールとクオリティの映像を楽しんでもらえるものと思っています」と挨拶。また、サムスン電子ジャパン 代表取締役 最高経営責任者 堤浩幸氏は「ベイスターズのコミュニティボールパーク構想に共感し、今回お手伝いさせてもらえたことは大変光栄だと思っています」と述べた。

 今回の発表会では、コンテンツ作成に協力してくれた両選手も登壇し、「Gear VR」を装着して体験を行った。両選手とも実際に装着、視聴するのは初めてだといい、「その場に本当にいるようだ」(筒香選手)、「打球もよく見えますね」(山崎投手)と、そのリアルな映像に感心。山崎投手の投球練習のVR再生をした際には、筒香選手が「やはり見てると構えたくなりますね」と、ゴーグルをつけたまま向きをかえてバッティングポーズをとる場面もあった。

 体験後も、「キャッチャーや審判の目線でこういう映像を見てみたいです」(筒香選手)、「マウンドに登場するところの映像などもファンのみなさんに体験してもらえるといいですね」(山崎投手)と、早くもいろいろな楽しみ方が浮かんでいたようだ。

 会見の最後に、堤社長に同様なサービスを他球団、他競技について展開する予定はあるか聞いてみたところ、「IoTの具体的な事例として、まずはベイスターズさんと協業の形でスタートさせます。発展、応用はこれをベースに考えています。他のスポーツについては、東京オリンピックのスポンサーにもなっているので、VRサービスだけでなく選手強化といった面でも展開を考えていきたいと思っています」との豊富を語ってくれた。

 また、実際の試合中の映像を360ベイスターズに導入する考えがあるかどうかについては、「試合中の映像はNPBや関係者との調整があるので簡単ではありませんが、練習風景や円陣の動画など、まずはチーム内でできることからファンに提供できるコンテンツを考えていきます」(池田社長)という。
《中尾真二》
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