津波対策用緊急避難スペース付き防災型賃貸住宅、大和ハウスが発売 | RBB TODAY
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津波対策用緊急避難スペース付き防災型賃貸住宅、大和ハウスが発売

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防災の日である9月1日に、3階建ての防犯型賃貸住宅商品として発売される「セジュール オッツW-ev」(画像はプレスリリースより)
  • 防災の日である9月1日に、3階建ての防犯型賃貸住宅商品として発売される「セジュール オッツW-ev」(画像はプレスリリースより)
  • 階段の上部、高さ約10mの屋上を災害時の緊急避難スペースとして利用できる。ヘリコプターなどからの視認性を考慮したSOS幕なども用意されている(画像はプレスリリースより)
  • 津波の引き波による建物の損壊を防ぐための「クラッシャブル間仕切壁」や漂流物による損壊を防ぐための「漂流物ブロックウォール」の設置も可能(画像はプレスリリースより)
  • 屋上に設置される備蓄ボックスの内容物。いち早く発見をしてもらうためのグッズや情報収集用のラジオ付きライトなどが入っている(画像はプレスリリースより)
 大和ハウス工業は、3階建ての賃貸住宅に津波対策の緊急避難スペースを設けた「セジュール オッツW-ev」を9月1日より発売することを発表した。緊急避難スペースには備蓄ボックスを設け、賃貸住宅では水がはけやすい間取りを採用。地震発生後、津波到達まで時間が短いエリアでの販売を予定している。

 「セジュール オッツW-ev(ダブリュー‐イーヴイ)」は3階建ての賃貸住宅商品。鉄骨製のタワー型階段室を設置可能で、3階のさらに上部分(一般的な建物での5階に相当する高さ)を津波の際の緊急避難スペースとして利用できる。SOS幕や発炎筒等を収納した、備蓄ボックスを設置する予定だ。

 賃貸住宅部分では、津波到達時の押し波やその後の引き波といった水流の流れをせき止めにくい間取りを選択可能。水圧を受けると簡単に解体する「クラッシャブル間仕切壁」といった、独自の津波対策が施されている。

 住宅の敷地内には、「漂着物ブロックウォール」を建造可能。くの字型をしたコンクリートの壁でできており、津波で押し寄せる自動車等の漂着物が建物本体にぶつかることを防ぐ。

 本体工事価格は坪当たり42.8万円(階段室タイプ)。それに加え、W-evタワーの設置1カ所あたり600万円~が必要となる。
《防犯システム取材班/小菅篤》
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