「LINE等を長時間使うと、学習内容が消え、成績が下がる」……東北大ら | RBB TODAY

「LINE等を長時間使うと、学習内容が消え、成績が下がる」……東北大ら

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通信アプリの使用時間と勉強時間、数学の平均点との関係(発表資料より)
  • 通信アプリの使用時間と勉強時間、数学の平均点との関係(発表資料より)
  • 通信アプリの使用時間の長さが、圧倒的に強い影響を、数学の成績に与えている
  • 発表資料表紙
 仙台市教育委員会と東北大学による「学習意欲の科学的研究に関するプロジェクト」は19日、“平日にLINE等の無料通信アプリを使用すると、睡眠時間や家庭学習時間には関係なく、使用時間に応じて学力が低下する”とする調査結果を発表した。

 同プロジェクトでは、仙台市標準学力検査の成績と、子ども達の生活習慣やさまざまな生活環境の関連の解析を行っており、2013年度は、本プロジェクトの成果として「スマホや携帯を長時間使用するといくら勉強していても成績が下がる」という結果を得ている。

 2014年度は、LINEやカカオトークなどの通信アプリの影響についても質問項目を加えて、通信アプリの使用時間と勉強時間、数学の平均点との関係を分析した。それにより、学力低下は、アプリを使ったことによる直接の効果である可能性が高いことを発見したという。

 「平日に30分未満しか勉強しない」生徒の場合、通信アプリを使わない(スマホや携帯を持っていない)生徒の数学の平均点は約61点だが、3時間以上使う生徒の数学の平均点は50点以下に急激に低下していた。

 そのため、勉強時間にかかわらず、「通信アプリの使用時間が長くなるほど生徒たちのなかから、学校で習得した学習内容が消えてなくなった」と考察。「分析を行った研究チームとしても、非常に衝撃的な結果」だとしている。

 同プロジェクトでは、今回報告した分析も含めて、一連の研究活動を現在も継続中。
《冨岡晶》

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