賛否の「氷水かぶり」……チャリティへのネガティブイメージも懸念 | RBB TODAY

賛否の「氷水かぶり」……チャリティへのネガティブイメージも懸念

 賛否両論を巻き起こしている「ALSアイス・バケツ・チャレンジ」。氷水をかぶる姿をSNS等で公開することが国内外で大流行しているが、つい先日から急激に広まり始めた日本では、この活動の賛否について意見がまっぷたつに割れている。

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 賛否両論を巻き起こしている「ALSアイス・バケツ・チャレンジ」。難病であるALS(筋萎縮性側索硬化症)の認知度向上のためのチャリティー活動として、氷水をかぶる姿をSNS等で公開することが国内外で大流行しているが、つい先日から急激に広まり始めた日本では、この活動の賛否について意見がまっぷたつに割れている。

 この活動は、指名された者が100ドルを寄付するか、あるいは24時間以内に氷水をかぶるかを選択できるもの。著名人たちの間では氷水をかぶるパフォーマンスを選ぶ、あるいは寄付との両方を選択するケースが多く見られる。これまでに歌手の浜崎あゆみや、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳、AKB48プロデューサーの秋元康氏、ソフトバンクの孫正義社長など、挑戦した者を挙げるとキリがない。

 多くの著名人がこの挑戦をSNS等で公開したことで、ネットニュースなどで連日報じられ、大きな話題となっている。少なくとも「ALS」という病名の周知については一定の成功を収めたといえるだろう。

 しかし、批判や反対意見は少なくない。田村淳は自身のTwitterで「氷水かぶればふざけてると言われ… 寄付すればいちいち言うな偽善者と言われ… 寄付をしなけりゃ寄付しろよと言われ…」とぼやいたが、それでも「こーいう事をきっかけに『知る』人が増えるのはいいなと思う」と、この活動に肯定的。作家の乙武洋匡氏も、「アイスバケツチャレンジに関して、様々なご意見があることは承知しています。しかし、眉間にしわを寄せて、声を振り絞ったところで、世間はほとんど関心を示してこなかったという現実も受け止めなければなりません。『氷水かぶり』、私は啓発と寄付に役立つものと判断し、参加させていただきました」と、自身の考えを示した。

 一方、早々にこの活動への参加を拒否して話題となったのがタレントの武井壮。武井は指名を受けたが、「氷水かぶり」を行わない意向を自身のTwitterで示し、「その代わりにALSに限らない難病支援に、水不足や衛生に関する支援に、飢饉に関する支援に、さらに東北で被災された方々への寄付などにその思いを回します!!これを機会にご指名で、ではなく学んで寄付をさせて頂きます!」と、参加拒否が自身の信念に基づくものであると説明した。

 賛否両論が渦を巻き、せっかくのチャリティー活動にネガティブなイメージが着き始めつつあることを敏感に察知したのが放送作家の鈴木おさむ氏だ。同氏は22日のブログで、指名を受けたため「氷水かぶり」に挑戦したことを報告したが、その一方で、本来なら次なる挑戦者3名を指名するところ、「指名しない」と選択。自身もこの活動に関して「もやもや」があったそうだが、指名されたらテレビに携わる人間として「逃げるのもイヤ」だと、葛藤があったという。そのため、挑戦はしたが、「なんかね、このまま進むと、ネガティブな意見ももっと増えてきて、せっかくいいことしてるはずのこの企画自体が、マイナスなイメージももっとでかくなちゃうんじゃないかなと思ったり」として、指名しないことを決めたそうだ。
《花》

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