生理前に便秘を自覚する女性……カギは「女性ホルモン」 | RBB TODAY
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生理前に便秘を自覚する女性……カギは「女性ホルモン」

エンタメ 調査
女性ホルモンの影響により、便秘になりやすい状態になることを知っていましたか?
  • 女性ホルモンの影響により、便秘になりやすい状態になることを知っていましたか?
  • 生理前に便秘になることがありますか?
  • 便秘が気になるシーン
  • 便秘で起こる症状
  • 自然派便秘薬“ハーブイン「タケダ」”
  • 生理周期
 武田薬品工業は20日、「便秘」に関する調査結果を発表した。調査期間は4月2日~4日で、慢性的な便秘に悩む20代~30代女性500名から回答を得た。

■意外と知られていなかった便秘の原因

 まず、「便秘の悩み」を聞いたところ、約8割の人が「日常のシーンに影響があること」をあげた。具体的な内容としては、「旅行に行くときも不安がつきまとう」51%、「仕事に集中できない」34%、「食事会に気が乗らない」28%といったシーンがあげられている。

 「具体的な症状」を聞くと、「お腹が張って苦しい」が79%で最多となった。以下「お腹がポッコリ出ている気がして、恥ずかしい」61%、「肌が荒れていて、外に出たくない」38%といった回答が続いている。また「便秘からくる“不快感”を感じることはありますか?」とたずねると、「よく感じる、たまに感じる」と答えた人が91%となり、ほとんどの女性が便秘に対して不快感を持っていた。

 また女性特有の悩みとして「生理前に便秘になりやすい」という声もあることから、「生理前に便秘になることがありますか?」と質問すると、「ある」が64%となり過半数を超えた。

 これに対して武田薬品工業では、排卵後、生理前の時期に分泌が増える女性ホルモン(黄体ホルモン)が原因の1つだと指摘している。一方で「女性は排卵後、生理前の時期に分泌が増える女性ホルモン(黄体ホルモン)の影響により、便秘になりやすい状態になることを知っていましたか?」とたずねたところ、「知っている」と回答した人は、わずか16%に留まっていた。

■婦人科の専門医・福山千代子氏に聞く「生理前の便秘」のメカニズム

 港区・六本木にあるアヴェニューウィメンズクリニックの院長で、生理のトラブルや更年期障害などに詳しい福山千代子氏に、「生理前の便秘」についてインタビュー。福山氏によると、「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という女性ホルモンが便秘の原因だという。「プロゲステロン」は、排卵から生理開始前にかけて分泌量が増える女性ホルモンで、妊娠を維持するために、受精卵が着床しやすいよう子宮内膜を厚くしたり、妊娠に向けて最適な子宮環境に整えたりする働きがある。一方で、大腸のぜん動運動を低下させる作用があるため、便が腸内に長く停滞することになり、便秘になってしまうのだと、メカニズムを解説してくれた。

 便秘対策としては、日頃から腹筋運動をすること、全身運動で大腸の働きを活発にすること、食物繊維の豊富な食事を積極的にとること、マグネシウムが多めのミネラルウォーター(硬水)をとることなどを、アドバイスしてくれた。特に生理前は、プロゲステロンの働きにより、食欲が増進する傾向にあるため、栄養の偏ったものを食べすぎてしまうのを避けるのが大切だとアドバイスしている。

 どうしてもつらい場合は、便秘薬を使用するのも良いとのこと。便秘薬には、便を柔らかくする成分と大腸のぜん動運動を促す成分があり、便が硬くて出にくい場合は前者、便意を感じずお腹が張る場合は後者の成分の薬を推奨している。

 武田薬品工業では、自然派便秘薬“ハーブイン「タケダ」”を4月16日より発売。腸にはたらきかける「大黄」や「甘草」といった生薬と、 硬くなった便に水分を与えてやわらかくする作用がある「DSS(ジオクチルソジウムスルホサクシネート)」を配合している。
《冨岡晶》
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