デバイス+クラウド+健康エキスパートで未病対策に貢献するインドのヘルスケアベンチャー…GOQii | RBB TODAY
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デバイス+クラウド+健康エキスパートで未病対策に貢献するインドのヘルスケアベンチャー…GOQii

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デバイス+クラウド+健康エキスパートで未病対策に貢献するインドのヘルスケアベンチャー…GOQii
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 ランニングやロードバイクでバイタルメーターも愛用している人は少なくない。走ったログを、デバイスと連動したクラウドサービスにアップして健康管理に役立てたり、SNSにアップして仲間とコミュニケーションをとったりと楽しみもある。

 1月に開催されるウェアラブルEXPOでも、国内外からヘルスケアベンダー、プロバイダーが出展・参加する。インドのGOQiiもそのメーカーのひとつだ。同社のCEOであるヴィシャル・ゴンダル(Vishal Gondal)氏は、セミナーで「健康の新しいイメージをつくる」という講演を予定。一体同社は日本市場にどのような戦略で臨むのか。編集部では、講演に先駆けインタビューを行った。

---さっそくですがGOQiiはリストバンド型のバイタルメーターやシューズに取り付ける歩数計などを出されています。これらの製品の概要を教えてください。

弊社のバイタルメーターは、血圧・心拍をセンサーで計測します。医療機器ではありませんが、これらの数値を計測し、カラーディスプレイに表示できます。もちろんエクササイズ用にトラッキング機能、アラーム機能などもついています。バッテリーはUSBケーブルで充電するタイプですが、動作時間はおよそ7日間です。すべての製品はクラウド連携できるので、血圧データ、歩数データなどの記録管理が可能です。



---GOQiiならではの特徴はありますか。

ひとつは、収集された日々のデータを利用して、予防医学に基づいた専門医のアドバイスが受けられる点です。必要なら訪問の健康診断サービスも受けられます。また、専用のヘルスストアでは、エクササイズ用品や健康食も扱っています。

「GOQii Play」というサービスも始めました。これは、健康やフィットネスについて専門のコーチから映像で指導やアドバイスが受けられる対話型のビデオプラットフォームです。我々は、健康のいちばんの「敵」はよい習慣が続かないことだと思っています。ウェアラブルの技術と専門医や専属コーチを組み合わせることで、エクササイズや健康的なライフスタイルを継続させることをミッションとしています。

---デバイス事業と健康サービス事業の両方を手掛けていますね。

はい。健康とライフスタイルに必要なサービスをワンストップで提供することを重視しています。自分でも過剰といえるくらい健康エキスパート(医師、コーチ、インストラクター)を充実させています。サービスはアプリマーケット経由で受けられるものがほとんどですが、アプリ開発は内製にこだわっています。また、サービス向上のため、専門の調査チームも持っており、ユーザーの行動も研究しています。

GOQiiは、独自の顧客中心アプローチをとっています。他のヘルスケア企業との違いは、病院や政府機関の見解だけをベースにしないことです。120人以上の社員、1000人以上の医師やコーチが、ユーザーごとのプロファイル(契約時に申請)に沿ったパーソナライズに特徴があります。専属コーチはユーザーに対して、テーラーメイドな健康管理メニューを提供できます。

デバイス販売は、GOQiiの健康エコシステムへの入り口です。サブスクリプションモデルは、顧客のヘルスケアサービスの体験を変えるものだと思っています。

インドでは、 IRDAI(Insurance Regulatory and Development Authority of India)の勧告により、ウェアラブルのデータを保険料の算定に使うことが可能になりました。ウェアラブルデバイスのデータによって、健康習慣や疾病リスクを判断して保険料の割引・割増が適用できるのです。GOQiiの健康データやライフスタイルデータを利用すれば掛け金を20%安くすることが可能です。

---日本での戦略はどのようになっていますか。

日本市場へは三井グループの出資を受けています。三井グループの投資ポートフォリオは多岐にわたりますが、ヘルスケア市場、とくに病院、医薬品、医療機器、透析クリニックにまたがる領域に強みがあると認識しています。健康生活を可能にする安心、安全、便利なサービスは三井グループのゴールでもあります。彼らの投資により、インド国内はもとより、日本市場参入の準備もできました。また、高齢化対策や予防医療(=未病)といった課題を抱える日本市場への参入はGOQiiのようなプレーヤーにとってもチャンスだと思っています。

---ウェアラブル市場は今後どうなっていくのでしょうか。

近い将来、大きな技術革新があると思っています。おそらくウェアラブルデバイスに加え、インプラント技術の一部が人々の日常生活にも入り込んでくるでしょう。これにより、年あたり500時間のビデオ撮影に相当する詳しい健康データが得られます。また、予防医療、ヘルスケアにおいて、デバイス、AI、ヘルスケアコーチ、医師らを統合した技術としてウェアラブル技術が大きな役割を担うものと思っています。



---ウェアラブルEXPOへの出展のねらいはどこにありますか。

まず、日本市場を理解すること。そして、GOQiiヘルスケアエコシステムを構築するための戦略的パートナーシップの醸成をめざします。

---セミナーでの講演概要を教えてください。

GOQiiのミッションは、人々の健康習慣の固定化です。ここでの課題は、いかに怠惰に打ち勝つか。いかにモチベーションを維持するかです。我々のプラットフォームで生活習慣の改善を手助けしたいと思っています。

どうやって手助けするのか。リストバンドなどのウェアラブルデバイスと、医師や健康エキスパートといった我々のケアチームが可能にします。この前のアップグレードでは、血圧や心拍のトラッキングを可能にし、年間で93回もの健康アドバイスも受けられるようになりました。他にもアイデアを考えています。

高齢化や上昇する医療費コストについて課題を抱える日本において、GOQiiでもソリューションを考えているところです。当日は、健康に対する新しいイメージづくり(Reimagine health)をテーマに詳しいお話をするつもりです。

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《中尾真二》
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