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【レビュー】スマホ史上最強のエンターテインメント機、ソニー「Xperia Z1」(後編)

IT・デジタル スマートフォン
レンズスタイルカメラ“サイバーショット”「DSC-QX10」を装着したところ
  • レンズスタイルカメラ“サイバーショット”「DSC-QX10」を装着したところ
  • 「WALKMAN」アプリで音楽を再生。サウンドをチェックした
  • スマホの大型ディスプレイがカメラのモニターになる
  • 11ac対応の「au Wi-Fi SPOT」でWi-Fiの通信速度をチェックした
  • 「WALKMAN」アプリのトップ画面。「Music Unlimited」のサービスとの連携機能も豊富だ
  • 「Music Unlimited」のサービス連携では豊富な「チャンネル」メニューが揃う
  • 音楽再生中の表示。カバーアートやコントローラーの表示も視認性が高い
  • 「ClearAudio+」のON/OFFが設定できる
■レンズスタイルカメラやSmartWatchなど周辺機器も充実

 ソニーからXperia Z1と同時期に発売された“レンズスタイルカメラ”「DSC-QX10」も気になるアイテムだ。こちらは「au +1 collection」のランナップとしても取り扱われていて、auのオンラインショップなどから購入ができる。

 本機はソニーの“サイバーショット”シリーズに加わったデジタルカメラの新製品で、本体にモニターを持たない代わりに、Wi-Fi接続したスマートフォンのディスプレイをモニターとして、タッチオペレーションで写真を撮れるのが最大の特徴。「Xperia Z1」以外のスマートフォンでもペアリングができるので、例えばシンプルなカメラ機能しか搭載していないスマートフォンなどに組み合わせれば、サイバーショットのハイクオリティな写真を手軽に撮ることができる。スマートフォンの大きなモニターで撮影操作や写真のプレビューも快適に行える。

 撮影を開始する前に、Android/iOS対応のコントローラーアプリ「PlayMemeries Mobile」をインストールしておく。「Xperia Z1」はNFCに対応しているので、スマートフォン背面のNFCのコンタクトポイントをカメラの側に近づけるだけで、一瞬でWi-Fi通信のペアリング設定が完了する。

 画質の面では、「Xperia Z1」は本体内蔵のカメラが十分に高画質・高機能なので、“レンズスタイルカメラ”で撮影した写真と同等のクオリティと言えるだろう。「DSC-QX10」は10倍の光学レンズズームに対応しているので、望遠撮影時の安定感はとても高い。

 通常はカメラに付属するマウントを使って、スマートフォンとカメラを合体させた状態で写真を撮るのだが、もちろんデバイスどうしを離した状態でも撮影ができるので、例えばカメラ本体を三脚などに固定して、スマートフォンの画面でアングルなどを確認しながら、リモコンシャッターを使って“自分撮り”もより手軽にできる。

 ソニーからは他にもXperiaシリーズ専用のアクセサリーとして、腕時計型のウェアラブルデバイス“SmartWatch”「SW2」も発売されている。Bluetooth経由でXperiaにペアリングして、スマートフォンへの着信に応答したり、音楽再生時のリモコンにするなど様々な連携操作に対応している。Google PlayからSW2に対応するAndroidアプリを本体にダウンロードして機能をカスタマイズできるのも本機の特徴だ。このように高機能な周辺機器が豊富に揃っていることもXperiaシリーズならではの魅力だ。

■11ac対応の「au Wi-Fi SPOT」で高速データ通信が利用できる

 本機はKDDIがauのAndroid端末向けに展開する2.1GHz/800MHz帯の4G LTEサービスをサポートしている。2.1GHz帯については一部地域で展開されている20MHz幅による下り最大150Mpbsの高速通信にも対応する。

 Wi-Fi規格はIEEE802.11acに対応した。KDDIが10月2日からau端末向けに提供を開始している公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」の「11ac」対応サービスが利用でき、理論値では最大通信速度433Mbpsの高速データ通信ができるようになるという。

 今回「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使って、11ac対応のau Wi-Fi SPOTが導入されているドトールコーヒー・有楽町電気ビル店で実力を試してみた。店内の同じ座席で、続けて3回計測を行った結果の平均値を取ってみたところ、下り224Mpbs、上り126Mbpsという高い通信速度を記録した。使い心地の実感としては、WebブラウジングはもちろんのことYouTube動画の視聴などもスムーズに楽しめた。

■スマホ史上最強のエンターテインメント機

 携帯電話からの延長線上でスマートフォンを捉えた場合、通話やネットワークの品質、SNS系サービスの使い勝手など、コミュニケーションツールとしての完成度が評価の対象となってくる。「Xpeira Z1」はスマートフォンのキホンとなるコミュニケーション機能については、トレンドをしっかりと押さえた高機能モデルである。しかもソニーの“ウォークマン”が得意とする高品位な音楽再生機能と、“サイバーショット”の特長である高画質・高機能な写真・動画の撮影機能まで、一台に取り込んでしまったまさに「スマホ史上最強」のエンターテインメントツールであることを特筆しておきたい。ユーザーインターフェースも非常に洗練されており、各機能がスムーズに使いこなせるようになっているところにも、ソニーの高い経験値が実感できる。

 いまや機能やサービスの面でスマートフォンの差別化を図ることが難しくなっているとも言われているが、「Xperia Z1」はソニーの持てる技術の粋を結集したフラグシップモデルとして、様々なエンターテインメントが1台で楽しみ尽くせるスマートフォンだ。ユーザーの所有欲も大いに満足させてくれるだろう。
《山本 敦》
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