【SPEED TEST】隅田川・横浜の水上バスで通信速度をチェック! | RBB TODAY
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【SPEED TEST】隅田川・横浜の水上バスで通信速度をチェック!

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お台場海浜公園から浅草までは水上バス「ヒミコ」を利用
  • お台場海浜公園から浅草までは水上バス「ヒミコ」を利用
  • レインボーブリッジ下では、ソフトバンクのAndroid端末が24.51Mbpsで下り最速だった
  • 浅草では唯一ソフトバンクのiPhoneだけが下り10Mbps以下と微妙な結果に
  • 永代橋付近では行きはauのAndroid端末が、帰りはソフトバンクのAndroid端末が下り最速だった
  • 横浜ではシーバスを利用して洋上での通信速度を測定
  • 横浜東口ではAndroid端末ではソフトバンクが、iPhoneではauの下り速度が速かった
  • 赤レンガ倉庫付近は全体的に通信速度が落ちたが、なぜかソフトバンクのiPhoeneだけは、この日の下り最速値を記録
  • 大桟橋から氷川丸付近までは全キャリアで通信速度が落ちたが、山下公園に到着すると一気に回復した
 携帯電話の通信エリアは、ユーザーの生活圏に沿う形でカバー範囲を拡大している。そこで、一つの疑問になるのが、通常なら人が立ち入らない場所での通信状態だ。

 今回は川や海での通信状況を調べるために、隅田川と横浜、2ヵ所の水上バス上で通信テストを実行した。速度計測には「RBB TODAY SPEED TEST」アプリを使用。なお、計測端末にはNTTドコモ「Xperia A SO-04E」、KDDI(au)「Xperia UL SOL22」、ソフトバンクモバイル「ARROWS A 202F」の他、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルのiPhone 5を使用した。

■下り速度はソフトバンク4G、上り速度はauのAndroidに軍配

 隅田川の測定ではお台場を昼過ぎに出発して、隅田川を北上。浅草で折り返したのちに、日の出桟橋へと向かった。なお、浅草までは天井が一面ガラスで覆われた「ヒミコ」に搭乗。日の出桟橋までは「道灌」に搭乗し、屋上デッキにて計測を行った。

 これらの結果を見る上で最初に注目したいのが、今回使用した全端末において、ほぼ全エリアでLTEもしくは4Gによる通信が可能だったということだ。唯一、日の出桟橋のSoftbank 4Gだけはエリア外だったが、これはあくまで例外と考えてよいだろう。

 しかし、LTEや4Gが繋がったからといって、すべての場所で高速通信が可能だったというわけではない。やはり、陸上よりも計測結果は不安定にバラつき、特にiPhoneについては両キャリアともあまり通信速度がふるわなかった。永代橋や両国橋など行きと帰りの両方で計測できた場所でも、それぞれの通信速度が異なる結果となった。

 ただ、その中でも比較的に安定して通信できたのがソフトバンクだった。Android端末では、全10ヵ所の測定場所のうち、8ヵ所で下り最速値を記録。通信速度も3G接続となった日の出桟橋を除けば、最低でも16Mbpsと十分な速度で通信できている。iPhoneについても下り、上りともにauを上回る記録。ただ、下り10Mbps以上で通信できたのは10ヵ所中で4ヵ所と、やや微妙な結果となっている。

 一方、上り速度については、auのAndroid端末が圧倒的に高速だった。全10ヵ所の測定場所のうち、8ヵ所で最速値を記録。ほかの端末が1台も上り10Mbpsを記録できない中で、実に6ヵ所もの測定場所で10Mbpsを超える上り速度で通信が可能となっている。下りに関しても、ソフトバンクには一歩譲るが、平均的に10Mbps前後で通信できた。ただ、iPhoneについては下り10Mbpsを超えたのは3ヵ所だけと、こちらも残念な結果となっている。

 最後にドコモだが、LTEでの通信は可能だったものの、場所ごとの通信速度のバラつきが大きかったという印象だ。何度計測しても下り3Mbps程度でしか通信できない場所があり、全体的な結果を見てもほかの2キャリアに負けている。

 なお、計測結果のうち、お台場海浜公園や豊洲、浅草、日の出桟橋では、駅に到着した状態で計測を行っている。つまりは、水上バスが陸着けされている状態となるのだが、川の中央を走行しているときより速度が出ているかというと、意外とそうでもなかった。どうやら隅田川程度の川幅であれば、各キャリアとも十分にカバーできるような基地局の配置を行っているようである。
《丸田》
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