【レビュー】低音が魅力のポータブルBluetoothスピーカー「BeCool」で「ももクロ」を聴く! 3ページ目 | RBB TODAY
※本サイトはアフィリエイト広告を利用しています

【レビュー】低音が魅力のポータブルBluetoothスピーカー「BeCool」で「ももクロ」を聴く!

IT・デジタル その他
Bluetoothスピーカー「BeCool」を今回は野外で試してみた
  • Bluetoothスピーカー「BeCool」を今回は野外で試してみた
  • 本体背面はこんな感じ
  • 音量調節などの操作は本体天面のタッチキーで
  • iPhone4Sと大きさ比較
  • 本体裏面にはゴム足
  • ももいろクローバーZ『5TH DIMENSION』
 もう一曲「5 The POWER」も試しておこう。作曲がMUROとSUI、作詞をいとうせいこうが担当した、ももクロ初の本格ヒップホップだ。といっても、MUROらしいオールド・スクール系の音作りが特徴のサウンドなので、クラブサウンド的な重低音ブリブリではない。キック(バス)はどちらかと言えばクリアで硬めの音で、輪郭がはっきりして聴こえるためノリが損なわれない。こうした“軽め”の低音の楽曲に関しては、大型のスピーカーと比べてもさほど遜色ない表現力だと言って良いだろう。

 また、低音以外で言うと、ブラスがサウンド面の主役だが、金管楽器のきらびやかさも味わえる。そして、ブラスに重なるボーカルもしっかりと粒立ち、前面に出ているため、早口のラップも「ごちゃっ」とすることがない。それぞれの音が明瞭であるため、聴いていても疲れることがないというのが、ひと通り聴き終わった時に感じた印象だ。

 さて、今回はどうしても音が“散って”しまう屋外という劣悪な環境での試聴だったが、それでも音量が十分にあることや、また、ボリュームを最大まで上げても音割れせず、ただ単に「聴ける」というだけでなく、十分に「音楽を楽しむこと」ができるスピーカーだと感じた。むしろ、近くに人が居たりや住宅があるような環境では、音量に十分な配慮が必要だ。それほどに“鳴る”のだ。

 また、屋内での使用であれば、より高音質で楽しむことができるだろう。テーブルや机などに置いて使うことで本体の振動によるボリュームも得られるし、耳の高さに合わせて設置場所を選ぶなどすれば、より満足度は高くなるはずだ。本体前面には紫色やオレンジ色に光るLEDライトも備えており、暗くした部屋でそのイルミネーションとともに音楽を聴くという、屋外とはまた違った楽しみ方ができるだろう。

 また、今回は音楽を聴くための用途として試したが、もちろん動画視聴やゲームプレイ時の音声再生にも使える。遅延が200~250msのSBCではさすがに音ズレがキビシイところだが、遅延が約32msのapt-Xが利用できるのは大きなポイントだろう。そのほか、本体天面にマイクも搭載しており、電話のハンズフリー通話などにも対応する。ハンズフリー通話用途として自動車内などに設置する際には、本体底面に設置面をグリップしやすい柔らかめのゴム足を備えているのも嬉しい配慮だ。

 さて、そんなわけで、なかなか使えるこのポータブルプレーヤー。人里離れた野っ原で大音量で鳴らせば、いつでも野外“うりゃおい”ができるゼーーーット!
《花》
【注目の記事】[PR]

関連ニュース

特集

page top