坂茂の個展……ポンピドゥーセンター・メスや震災仮設住宅を実物大で展示 3月2日より | RBB TODAY
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坂茂の個展……ポンピドゥーセンター・メスや震災仮設住宅を実物大で展示 3月2日より

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ポンピドゥーセンター・メス(内観)
  • ポンピドゥーセンター・メス(内観)
  • ポンピドゥーセンター・メス外観
  • 紙のログハウス
  • 間仕切り設置完了風景(大槌高校大体育館)
  • カーテンウォールの家
  • ハノーバー国際博覧会日本館
住宅から公共施設、災害支援にいたるまで多くのプロジェクトを世界各地で進行させる建築家、坂茂(ばん・しげる)の初の大型個展「坂 茂 建築の考え方と作り方」が、水戸芸術館にて3月2日より開催される。

本展では、実物大もしくはそれに近い大きさで再現された模型であるモックアップ展示が実現。ジョイントの細部や素材などをじっくり鑑賞可能。阪神大震災の際に仮設住宅として設計され、トルコやインドでも改良を加えて利用された「紙のログハウス 実物」、2010年に開館した「ポンピドゥーセンター・メス」(フランス国立芸術センター分館)、チューリッヒに3月完成予定の木造オフィスビル「Tamediaオフィスビル モックアップ」などを展示する。

また、本展に限り展示作品の写真撮影およびSNS上でのシェアも可能。都市再建について議論するシンポジウム、災害支援プロジェクトに携わってきた坂茂アシスタントによるギャラリー・ツアーなど関連プログラムも行う。

1957年東京生まれの坂は、クーパー・ユニオン建築学部を卒業し、82年より磯崎新アトリエに勤務。85年坂茂建築設計を設立した。80年代より、再生紙でできた「紙管」を使用した「紙の家」や「ハノーバー国際博覧会日本館」を実現させ、「紙のログハウス」「避難所用簡易間仕切り」といった災害支援へと発達させるなど、新たな建築素材や手法を開発。支援活動家としての顔も持ち、阪神淡路大震災や東日本大震災をはじめ、ルワンダ、スリランカ、ハイチ、米国ニューオリンズ、トルコなどの難民、被災者のための支援プロジェクトを17年以上にわたり行っている。


【イベント情報】
坂 茂 建築の考え方と作り方
場所:水戸芸術館現代美術ギャラリー及び水戸芸術館敷地内
住所:茨城県水戸市五軒町1-6-8
会期:2013年3月2日から5月12日
時間:9:30から18:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館。翌4月30日、5月7日は閉館)
料金:一般800円、前売・20名以上の団体600円

建築家・坂茂の初大規模個展開催。ポンピドゥーセンター・メスや震災仮設住宅を実物大で展示

《滝田奈緒》
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