「正直、大赤字。何度も辞めよう…と悩んだ」……女子プロ野球の苦悩と新たな挑戦 | RBB TODAY

「正直、大赤字。何度も辞めよう…と悩んだ」……女子プロ野球の苦悩と新たな挑戦

 女子プロ野球が今年で創設から4年目を迎えた。今季からはチームを再編し創設以来初となる全国展開をスタートさせるなど、さらなる発展に向けて乗り出しているが、ここに至るまでには多くの苦難があったようだ。

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 女子プロ野球が今年で創設から4年目を迎えた。今季からはチームを再編し創設以来初となる全国展開をスタートさせるなど、さらなる発展に向けて乗り出しているが、ここに至るまでには多くの苦難があったようだ。

 日本女子プロ野球機構(JWBL)の株主としてリーグの創設から運営に携わってきたサプリメントメーカー「わかさ生活」の角谷建耀知社長は、18日に「女子プロ野球4年目の挑戦」とのタイトルでブログを更新。「正直、女子プロ野球は大赤字です。何度も辞めよう…と悩みました」と、順風満帆とはいかなかったこれまでの道のりを振り返る。5年前、女子プロ野球の設立を計画した当時の女子野球人口は600名と言われ、女子野球部がある高校は全国でたったの5校だったという。

 そうした状況でのスタート。当時は59年ぶりの女子プロ野球復活という話題性もあり、メディアに大きく報じられ、予想を上回る集客があるなど一時は盛況ぶりを見せたが、にわかに沸いた人気は長くは続かなったようだ。

 採算が合わず、何度も辞めることを考えたという角谷氏だが、そんな同氏がこれまで女子プロ野球運営を続けて来られたのは、「大きくなったら女子プロ野球選手になりたい」と夢を語る少女の笑顔だったという。「ある時、テレビを見ていて小学生の女の子が笑顔いっぱいで『大きくなったら女子プロ野球選手になりたいです』という言葉を聞いて、こんな幼い女の子に夢を与えておいて、途中で逃げてはいけない! と、涙が溢れました」――。

 そうして続けてきた女子プロ野球。「なでしこジャパン」のような爆発的な盛り上がりにはまだ遠いが、地道な活動は着実に実を結びつつあり競技人口も次第に増え、先日に開催した女子だけの野球教室には、過去最高となる114名の参加者があったという。「一歩一歩…確実に前進ですネ」と同氏。

 そして今季、女子プロ野球は関西3チームでリーグ戦を開催してきた昨季までの体制を一新し、北日本、東日本、西日本、南日本の4チームで全国展開。4チームが全国各地で試合を行うカップ戦や、東西の選抜チームによる対抗戦を予定している。

 「今年の夢は大きく20万人の人に球場で、女子プロ野球を見ていただくことです」――。

 “大きな夢”へ向けた女子プロ野球の4年目が、3月30日に開幕する。
《花》

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