スマイリーキクチ、約10年に渡った“誹謗中傷被害”を振り返る 「いろいろな経験した」 | RBB TODAY
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スマイリーキクチ、約10年に渡った“誹謗中傷被害”を振り返る 「いろいろな経験した」

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 凶悪事件に関与したなどと、長年にわたりネット上で誹謗中傷被害を受けていたお笑いタレントのスマイリーキクチが、事件の全貌がテレビ番組で放送されて話題となっていることを受け、被害にあっていた期間について自身の公式ブログで振り返っている。

 1988年から翌89年にかけて東京・足立区で起きた「女子高生コンクリート詰め殺人事件」。凶悪な犯行内容で社会に大きな衝撃を与えたこの事件に、キクチは出身地が同区であることや、犯人グループと同世代などといった理由だけで、1999年から“関与した犯人の1人”などとネット上でいわれなき中傷被害を受けるようになったという。実に10年以上にもおよぶ中傷被害に苦しむキクチと、その事件の全貌が、19日放送の日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」で明かされると、たちまち大反響となり、ネット上にはキクチを激励する声などが殺到した。

 そうした反響を受け、キクチは放送直後にブログを更新。激励の声を寄せる人々に感謝の言葉をつづるとともに、「この13年間、いろいろな経験をしました」と、中傷被害を受けていた期間を振り返った。

 当時、ネット上の誹謗中傷や脅迫の書き込みについて、警察に何度も相談をしたというキクチ。しかし、返答は「殺されないと警察も捜査ができない」とのことだったという。それでも、親身になって協力してくれる刑事に出会ったことや、捜査した組織犯罪対策課、捜査一課の刑事たちの心遣いなどに触れたことで、「警察に対する不信感や悪感情を拭い去ることができました。今は感謝の気持ちと尊敬の念を抱いております」と、キクチは現在の心境をつづる。

 そうした周囲の協力もあり、晴れて疑いが拭われることとなったとはいえ、長きに渡った被害の中で受けた苦しみは、当人以外の想像を絶するものだったはずだ。そんな経験から、キクチは「今現在でもインターネットの誹謗中傷に苦しんでいる人たちが大勢います。このような経験をするのは僕一人で十分です。人の人生を潰そうとすれば、自らの人生も潰してしまいます。だから、誹謗中傷はやめてください」と、呼びかける。そして、自分と同様にネット上で誹謗中傷被害にあっている人々に向けて、次のメッセージを送っている。

 「誹謗中傷をする者に屈する必要はありません。世の中には悪いヤツもいますが、優しい人もたくさんいます。悩みは一人で抱え込まず、人に相談をしてください。相談相手に笑われたり、バカにされたりするかもしれませんが、諦めずたくさんの人に相談をしてください。辛い経験をすると、心を塞ぎ込んでしまい、いつしか人を信じられなくなってしまいます。でも、人を助けるには、人の力が必要なんです。自身が心を閉ざしてしまえば、助けたいと思っている人も助けられなくなってしまいます。助けてくれる人は必ずいると思います。どうか、人を好きになる気持ちだけはなくさないでください。そして、自分の命や人生を大切にしてください」――。
《花》
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