「夏休みも安近楽!」志向が支える“プチバン”人気の秘密を調査……イード | RBB TODAY
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「夏休みも安近楽!」志向が支える“プチバン”人気の秘密を調査……イード

エンタメ 調査
あなたはクルマを購入する際に、レジャーで使うクルマと、普段使うクルマのどちらの使い方を重視しますか?
  • あなたはクルマを購入する際に、レジャーで使うクルマと、普段使うクルマのどちらの使い方を重視しますか?
  • この夏(7~9月)の連続休暇に遊びに行く予定はありますか?
  • 『連続休暇で』遊びに行く機会は、ここ2~3年で増えましたか?それぞれの項目についてお答えください
  • この夏(7~9月)の連続休暇は普段の生活に比べて贅沢に過ごしたいと思いますか?
  • あなたは『エコカー減税・補助金対象』が適用される期間に対象となるクルマを購入したいと思いますか?
  • この夏(7~9月)の観光・レジャーの一人あたりの予算を教えてください
  • この夏(7~9月)の連続休暇日数は何日程度になりそうですか。
  • プチバンの定義
 イードは12日、エコカー補助金の終了をこの夏に迎えるにあたり、「安近楽志向」を背景に近年売り上げを伸ばしている、“プチバン”の人気について調査した結果を発表した。

 イードでは、トヨタ「ソリオ」やホンダ「N BOX」など、メーカーが新型車を多数投入するなど、急拡大している“スライドドアのコンパクトカー”カテゴリに注目。これらの自動車を「スライドドアや室内の広さといった “ミニバンの要素を持つコンパクトカー”」として「プチバン」と定義し、2012年4月に調査を行っている。

 今回の調査は、日本全国の20~60歳代の男女で、「この夏欲しいクルマ/気になるクルマ」に“プチバン”を選んだ人1,000名(“プチバン”意向者)に、「この夏の過ごし方やレジャーの考え方」を質問したものとなっている。調査期間は7月2~7日。

 まず今回の調査では、クルマを購入する際に、「レジャーで使うクルマとふだんで使うクルマのどちらの使い方を重視するか」を聞いたところ、「ふだん使い」が6割を占め、「レジャー使い」は約1割と、ふだん使いをより重視する傾向が判明した。

 次に、「この夏休みに遊びに出かける予定」を聞いてみると、もっとも多かったのが「クルマで国内旅行」で39.7%。次いで「近場に遊びに行く」26.6%、「特に遊びに行く予定はない」20.6%などとなった。「海外旅行」は2.3%、「電車で行く国内旅行」は5.9%にとどまっている。

 さらに、「ここ2~3年で、連続休暇中に遊びに出かける機会が増えたかどうか」について聞いてみたところ、「海外旅行」や「電車で行く国内旅行」については「減った」という人がかなり多いのに比べ、「クルマで国内旅行」と「近場に遊びに行く」については「増えた」と答えた人のほうが多かった。この傾向は、特に子どもがいる家庭でより顕著な結果となった。行きたい場所では、温泉地、山・高原、ショッピングモール、テーマパーク・遊園地といった回答が多く見られ、具体的には「東京ディズニーリゾート(TDR)」「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」「東京スカイツリー」の順に人気が高かった。

 なお、「夏休みの過ごし方を、ふだんの生活に比べて贅沢に過ごしたいと思いますか」と聞いてみたところ、6割以上が「不要な出費を抑えつつ、ふだんより少し贅沢な休日を過ごしたい」と回答するなど、多少の贅沢に留まる傾向がみられた。

 ちなみに、“プチバン”意向者にこの夏(7~9月)の連続休暇日数を聞いたところ、もっとも多かったのは「4~5日」(29.8%)。次いで多かったのが「2~3日」(23.3%)で、平均は4.6日となった。一人あたりの予算は、「1万~3万円」が40.2%と最多で、平均では2万6000円だった。

 安近楽志向に支えられて、市場が拡大傾向にある“プチバン”だが、「この夏欲しいプチバン」について聞いてみたところ、1位に輝いたのはホンダの「N BOX」。以下ダイハツ「タント」、スズキ「パレット」、ホンダ「フリードスパイク」と続いた。また、「エコカー減税・補助金」について、これが適用される期間に対象となるクルマを購入したいと思うか尋ねたところ、半数以上である52.2%が「購入したい」と回答している。

 今回の調査結果を受け、「草食系男子」や「年の差婚」「お1人さまマーケット」などのキーワードを世に広め、現代の消費者動向を独自の視点で分析することでも知られる、マーケティングライターで世代・トレンド評論家の牛窪恵氏に“プチバン”意向者の消費傾向について話を聞いた。

 牛窪氏はまず、「今、若い世代や家族を中心に、ハレとケのメリハリ消費や“コスパ(コストパフォーマンス)”に注目する男女が増えています」と指摘。「家族消費では、長い休日や記念日などハレのシーンでは、少し遠出をして、家族の思い出を刻みたい。でもふだんの、ケのシーンでは、コスパや使い勝手を重視して、安・近・楽にドライブしたい」とその背景を考察した。さらに20~30代の女性に着目し、「ハレの場ではワクワクしたり非日常を求める一方で、ふだん(ケ)は安心・安全で背伸びせずに付き合えて、ストレスフリーで“プチハッピー”を感じられるモノや男性のほうがいい」とした。

 そして「そんななか、“プチバン”はミニバンと同じような広い室内で快適性も高いため、レジャーにも使用できる一方、車体がコンパクトで運転しやすい上に、燃費も良いので買い物などのふだんの生活のなかでも使いやすく、ハレとケの双方の欲求を満たせるクルマとして、人気が高まってきているのではないでしょうか」と、“プチバン”人気の秘密を解き明かしてくれた。

※“プチバン”対象車種(イードによる選定)
背の高いコンパクトカー(スライドドア):ポルテ(トヨタ)、フリードスパイク(ホンダ)、ソリオ(スズキ)、デリカD:2(三菱)
背の高い軽自動車(スライドドア):パレット(スズキ)、ルークス(日産)、タント(ダイハツ)、オッティ(日産)、N BOX(ホンダ)、eKワゴン(三菱)、フレアワゴン(マツダ)
《冨岡晶》
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