3Dプリンターを使った「未来の造形物」、MITメディアラボの教授が制作 | RBB TODAY

3Dプリンターを使った「未来の造形物」、MITメディアラボの教授が制作

 米オブジェット社(Objet Ltd.)は23日、 MITメディアラボの教授で、アーティスト兼建築家であるネリ・オクスマン氏が、同社の3Dプリンター「Objet Eden 260V」を使って、既存の製造技術では実現が難しいキューブ状の造形物を制作したことを発表した。

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制作された“未来の造形物”
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  • “未来の造形物”の元データ
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  • 3Dデータをもとに「アディティブ法」を用いて制作された
  • 3Dプリンター「Objet Eden 260V」
  • MITのオクスマン教授の紹介ページ
 米オブジェット社(Objet Ltd.)は23日、 MITメディアラボの教授で、アーティスト兼建築家であるネリ・オクスマン氏が、同社の3Dプリンター「Objet Eden 260V」を使って、既存の製造技術では実現が難しいキューブ状の造形物を制作したことを発表した。

 オクスマン氏は、熱力学と材料力学に基づく自然のプロセスをベースにしたアルゴリズムを使い、2つの液体が分離し合っているようなキューブ状の造形物をデザインした。キューブの片面にある「Making the Future」という文字も、液体が分離し合うアルゴリズムに基づいてデザインされているという。なおこの造形物は、MIT Materials Scienceの教授であるクレイグ・カーター氏と共同で制作したとのこと。

 従来の製造業におけるデザインは、素材を削るツールなどによってデザイン的な制限を受けるが、Objetの3Dプリンターは、3Dデータをもとに正確な積層を繰り返すことによって造形物を作りだすことができるため、今回のような、内部空洞や幾何学模様をもつ造形物をデザインすることが可能となっている。

 オブジェットの3Dプリンターは、16ミクロンの超薄層で積層する噴射技術「PolyJet」を活用しており、複数のモデル材料を同時に噴射可能となっている。この3Dプリンターは北米、ヨーロッパ、アジア、オーストラリア、日本の教育、医療/医療機器/歯科、家電、自動車、玩具、消費財、靴などの多くの業界トップメーカーで利用されているという。
《冨岡晶》

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