トリップアドバイザーは19日、旅行に関する様々な情報をグラフィックにして毎週公開する「トリップグラフィックス」の第20回として、今日1月19日にちなんで「世界の救急医療事情」を公開した。 「世界の救急医療事情」では、もしも海外で虫垂炎を患ったら、いったいどれくらいの費用がかかるのか、世界の主な旅行先で比較。それによると、最も費用がかかるのはホノルルで、手術や入院、薬剤費などを含む治療費用は総額256万円、さらに救急車での搬送費用が5万円以上かかるという。そのほか、ロサンゼルスでは治療費200万円前後、搬送費4万5,000円が、ロンドンでは搬送費は無料だが、治療費として最大170万円がかかるなど、特に欧米諸国においては非常に高額の治療費がかかることが分かった。 日本では無料が当たり前となっている救急搬送費についても、有料であることが多く、最も高額なオーストラリアのゴールドコーストでは、搬送費用が約9万円かかり、これだけで大きな負担となる。逆に、最も治療費が安かったのは、中国の北京で、4万5,000円～90,000円程度、搬送費も有料だが6,453円と、そこまで高額ではなかった。 なお、東京の場合、全額自己負担とすると、治療費の総額はおよそ40万円。今回比較を行った25の地域の中で、実に20の地域が東京よりも高額の治療費が必要という結果になった。
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