健康食志向の人でも、月1回以上はジャンクフードを食す……タベラッテ研究所調べ | RBB TODAY
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健康食志向の人でも、月1回以上はジャンクフードを食す……タベラッテ研究所調べ

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調査レポートはタベラッテ研究所のサイトでチェックできる。
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  • あなたはジャンクフードをどれくらいの頻度で食べていますか?
 料理レシピのソーシャルブログ「タベラッテ」の「タベラッテ研究所」は28日、消費者の「健康食ブームに関する実態調査」の結果を公表した。調査期間は10月14日~17日で2156名から有効回答を得た(20代:11.7% 30代:40.1% 40代:29.2% 50代:17.5%)。

 まず、健康志向があり健康的な食事を摂ることを心掛けている人がどれだけいるのかを調べたところ、「体の健康に気を遣った生活をしている」と「思う」人は約3人に1人の33.7%となった。男女別で比較すると女性が38.1%、男性は25.0%となり、女性のほうが男性よりも健康志向が強かった。年代別では、20代で19.4%、30代で29.4%、40代では39.6%、50代では44.6%と高年齢になるにつれて上昇した。とくに、体の健康に気を遣った生活をしていると「思う」人のほぼすべて(96.7%)が、「健康的な食事を摂ること」を心掛けていることが明らかとなった。なお「健康的な食事を摂るようになったきっかけ」でダントツに多かったのは「ダイエット・肥満解消」で54.2%、2位は「病気にかかった/体調を崩した」(34.7%)だった。

 次に「健康的な食事」を摂っている人達にとって「健康的な食事」のイメージを確認したところ、「健康と欲求を満たすことができる食事」という意見が全体の75.0%となり、ほとんどの人が「我慢」よりも「欲求を満たしている」食事だと感じていることがわかった。ちなみに「我慢」と考えている層は全体の15.5%だった。

 ここから、ふだんの食生活で一般的に健康を害すると言われている「ジャンクフード」(スナック菓子、アイスクリーム、ファーストフードなど全般)を食べる頻度について聞いてみたところ、もっとも多かったのは「月に1~2回程度」の34.3%だった。ただし次いで多かったのは「週に1~2回」が29.6%、「週に3~4回」が12.5%、「毎日1回以上」が9.3%となり、“週に1回以上”の合計は全体の半数以上(51.6%)となった。ちなみに「健康的な食事を摂ること」を心掛けている層でも、「週に1回以上」食べている人は半数近い46.2%となり、「月に1~2回程度」の43.7%も合わせると、健康志向のなかでも実に9割近い人が定期的にジャンクフードを食べていることが明らかとなった。

 なお、ジャンクフードを食べることに対して「罪悪感を抱くこと」があるかどうかの質問に対して、「ある」と回答したのは全体で30.2%と少数派。 「健康的な食事を摂ること」を心掛けている層では42.1%と上昇したが、 いずれも罪悪感が「ない」人の方が多数派であることが分かった。さらに、牛丼、とんこつラーメン、天ぷらそば、スパゲティミートソース、カツ丼、カツカレーなど、ジャンクフードほどではない、一般的な「高カロリー食」を食べる頻度についても聞いてみたところ、こちらも「週に1回以上」食べている人が66.1%と多数派となった。このように「健康的な食事」と聞くと、高カロリーな食事を排して、豆腐や納豆、生野菜やサラダ、こんにゃく、酢の物など一般的に低カロリー食として認識されている食事をイメージしやすいが、ジャンクフードや高カロリー食を肯定している人の方が圧倒的に多いことがわかった。

 そこで、低カロリーな「健康食」を食べている頻度についても聞いてみたところ、「健康的な食事を摂ること」を心掛けている層では「日に1回以上」がもっとも多く30.3%、次いで「週に3~4回程度=30.2%」「ほぼ毎日=18.3%」「週に1~2回程度=17.1%」 となり「週に3~4回以上」食べている人が8割近く(78.8%)、「日に1回以上」食べている人でも半数近い比率(48.6%)となった。

 それに対し「健康的な食事を摂ること」を心掛けていない層では、「日に1回以上」食べている人は25.0%と少なく、「週に3~4回以上」食べている人を合わせても37.5%と、心掛けている人と比べて半数程度と大きく差が開いた。

 これらの結果より、「健康的な食事を摂ることを心掛けている」ということは、「ジャンクフードや高カロリー食を定期的に摂る分、健康食を摂る頻度も上げ、プラスとマイナスのバランスをとること」と定義づけられている様子がうかがえた。「健康的な食事」に対する意識を確認する質問で、「健康と欲求を満たすことができる食事」という意見が大半だったこともうなずける結果となった。タベラッテ研究所では今後、「食」に関する「旬」な話題の実態調査を行い、その結果を報告していくという。
《冨岡晶》
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