ACCESS、スマートグリッド市場に参入 ~ 6月よりエネルギー業界向けにセンサーネットソリューション提供 | RBB TODAY

ACCESS、スマートグリッド市場に参入 ~ 6月よりエネルギー業界向けにセンサーネットソリューション提供

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スマートグリッド概念図
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  • 「NetFront Smart Objects」導入イメージ
 ACCESSは20日、スマートグリッド(次世代送電網)市場に参入することを発表した。IPv6対応センサーネットワークソリューション「NetFront Smart Objects」を、6月より国内外のエネルギーインフラ業界向けに提供開始する。

 スマートグリッドは、ITを駆使して双方向の情報伝達を可能とする次世代送電網。この次世代送電網を社会のすみずみに張りめぐらせることで、効率的で安定した電力供給を実現し、さらに風力発電や太陽光発電といった再生可能エネルギーの導入を促進するという構想が、現在、世界中で注目されている。

 ACCESSの参入第一弾となる「NetFront Smart Objects」は、スマートグリッドの中核機器である、スマートメータ(知的機能を備えたネットワーク対応型電力計)向けのソリューション。スマートメータは、双方向通信機能により、電力情報制御システムを刷新し、自動検針、負荷制御(電力供給安定化のためにユーザー側負荷の遠隔制御)、需要応答(料金メニューの細分化によるユーザー電力使用のピークシフト促進)といった機能を実現するものとなる。

 IETF(Internet Engineering Task Force)規格に準拠し、センサーネットワークにおいてIPv6の利用を可能とする6LoWPAN(IPv6 over Low-Power Wireless Personal Area Networks)技術が採用されている。また、IETFが推奨する関連技術である、センサーネットワーク上でメッシュトポロジーのルーティング制御を行う、Roll(Routing Over Low power and Lossy networks)準拠のプロトコルにも、順次対応する予定。さらに6LoWApp(IPv6 over Low-Power Wireless Applications)技術により、TCP/UDP(HTTPやSNMPなど)上で動作するIPアプリケーションプロトコルを6LoWPAN環境に最適化していく予定だ。

 ACCESSは、米国子会社IP Infusion Inc.を通して、10年以上前から、IPv6技術の開発に取り組んでいるという。今回の「NetFront Smart Objects」には、先進のネットワーク技術が結集されており、スマートグリッドといた電力系インフラのみならず、センサーネットワーキング技術が用いられる、ガスや水道といったエネルギーインフラ全般、ビルディングオートメーション、ホームオートメーション、環境モニタリング、構造物の老朽・欠損をモニタする構造物監視、交通などにおける移動物監視などの分野へも対応していく予定だ。家庭における電力消費量を可視化し、オンライン上でどこからでも閲覧できるサービス「Google PowerMeter」のAPIもサポートする。さらに同社はZigBee Allianceに加盟し、メンバ企業として、エネルギー管理向け無線通信仕様、Smart Energy Profilev2.0仕様の策定に取り組んでおり、今後「NetFront Smart Objects」を同仕様に準拠させることにより、家庭に設置されたスマートメータと情報家電との連携も実現させるとしている。
《冨岡晶》

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