企業へのサイバー攻撃、被害額は年間200万ドルにも 〜 シマンテック調べ | RBB TODAY
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企業へのサイバー攻撃、被害額は年間200万ドルにも 〜 シマンテック調べ

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 シマンテックは25日、グローバルで行われた「2010 State of Enterprise Security study(2010年度エンタープライズにおけるセキュリティの現状)」の調査結果を発表した。

 この調査は、2010年1月に27か国で企業のCIO、CISO、IT管理者2,100人に対して行われたもの。それによると、42パーセントの企業が「自然災害」「テロ」「従来の犯罪」より「セキュリティ」を最大の懸念事項に挙げているとのこと。調査対象のうちほぼすべて(94パーセント)の企業が2010年にセキュリティ上の変化があると予測し、そのほぼ半数(48パーセント)は大きな変化だと予測しているという。企業は「ITのビジネスリスクをより良く管理すること」を2010年の主な目標に挙げ、そのうち84パーセントはそれを「きわめて重要」「やや重要」と評価していた。

 一方で、すべての企業(100パーセント) が2009年にサイバー損失を経験していたとのこと。回答のあった損失の上位3件は、「知的財産の盗難」「顧客のクレジットカード情報やその他の財務情報の盗難」「顧客の個人情報の盗難」。これらの損失はその年の事例の92パーセントの場合で金銭的コストとなって現れており、企業はサイバー攻撃に対処するため、年間に平均で200万ドルを費やしていることが判明した。

 また標準的な企業では19の異なるIT標準またはフレームワークを検討しており、現在そのうち8つを採用しているとのこと。主な標準はISO、HIPAA、SOX(Sarbanes-Oxley)、CIS、PCI、ITILなど。
《冨岡晶》
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