【短期連載・ビジネスモバイル実践編 Vol.3】海外出張で活躍するローミングサービス | RBB TODAY
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【短期連載・ビジネスモバイル実践編 Vol.3】海外出張で活躍するローミングサービス

エンタープライズ モバイルBIZ
 筆者はこの2月、「Mobile World Congress 2010」へ参加のためスペイン・バルセロナを訪れた。ちょうど良い機会なので、今回利用しているBIGLOBEで海外ローミングサービスがどこまで実用的に使えるのかを試してみた。
  •  筆者はこの2月、「Mobile World Congress 2010」へ参加のためスペイン・バルセロナを訪れた。ちょうど良い機会なので、今回利用しているBIGLOBEで海外ローミングサービスがどこまで実用的に使えるのかを試してみた。
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  •  筆者はこの2月、「Mobile World Congress 2010」へ参加のためスペイン・バルセロナを訪れた。ちょうど良い機会なので、今回利用しているBIGLOBEで海外ローミングサービスがどこまで実用的に使えるのかを試してみた。
  •  筆者はこの2月、「Mobile World Congress 2010」へ参加のためスペイン・バルセロナを訪れた。ちょうど良い機会なので、今回利用しているBIGLOBEで海外ローミングサービスがどこまで実用的に使えるのかを試してみた。
 これまで2回の記事では、BIGLOBEのリモートアクセスサービス「LogMeIn」を利用することにより、外出先でもオフィスと変わらない仕事環境を手に入れられることを紹介した。インターネットにさえ接続できれば、どこにいてもオフィスのデスクトップPCを操作可能なので、仕事に必要なデータやソフトが手元のモバイルPCに入っていなくても業務がストップすることはない。

 しかし、公衆無線LANやモバイルデータ通信サービスが自由に利用できるのは日本国内の話。もし出張などで海外に出かけている間、日本のオフィスのPCにアクセスしたいと思っても、普段使っているアクセスポイントはそこには存在しない。海外でも確実に仕事を行うためには、現地滞在中にも頼れるプロバイダを見つけておく必要がある。

 筆者はこの2月、「Mobile World Congress 2010」へ参加のためスペイン・バルセロナを訪れた。ちょうど良い機会なので、今回利用しているBIGLOBEで海外ローミングサービスがどこまで実用的に使えるのかを試してみた。

■BIGLOBEユーザーなら世界11万ヶ所以上のアクセスポイントが利用可能

 成田空港を離陸してから、途中1回の乗り継ぎを経てバルセロナに到着するまでの所要時間はおよそ16時間。筆者の場合、海外出張時にはミーティングのアポイントなどのため現地入りまでスケジュールの調整が続くことが多いのだが、これだけ長い時間連絡が取れないと、出発前に依頼していた面会にOKの返事が届いているか、先方から予定変更の連絡が入っていないかといった不安が募るため、飛行機を降りたら何よりもまずはメールをチェックしたいところだ。

 多くの空港では公衆無線LANのサービスが提供されているため、到着ロビーでPCを広げると、たいていの場合すぐにアクセスポイントが見つかる。例えば、バルセロナ空港ではスペイン国内で公衆無線LANサービスを展開しているKubiWirelessという事業者のアクセスポイントが利用できる。だが、当然のことながら日本からやってきた筆者はKubiWirelessのユーザーアカウントを持っていないため、アクセスポイントに接続してWebページを見ようとしても、ログイン画面に転送され、そこから先へ進むことができない。

 せっかく無線LANのサービスが提供されているのにアカウントがなくて使えないというのは歯がゆいが、実はBIGLOBEの接続サービスを利用しているユーザーなら、世界中の主要空港に設置されたこのようなアクセスポイントをすぐにでも利用することができる。BIGLOBEは世界最大のローミング接続サービス事業者であるiPassと提携しており、全世界で実に11万ヵ所以上の無線LANアクセスポイントを、BIGLOBEのユーザーIDで利用することができる。

■「iPassConnect」のボタンひとつで接続完了

 先に紹介したバルセロナ空港の場合、ログイン画面をよく見るとメニューの中に「iPass」の文字があり、確かにこのアクセスポイントがiPassローミングに対応していることがわかる。この画面で直接ユーザーIDとドメイン、パスワードを入力して接続する方法もあることはあるのだが、より便利に利用するために、海外へ出発する前に専用接続ソフト「iPassConnect」をインストールしておきたい。iPassConnectはBIGLOBE海外ローミングの案内ページ(http://mobile.biglobe.ne.jp/roam/)からダウンロードできる。

 iPassConnectにはローミング接続できる世界中のアクセスポイントの情報が登録されている。空港などでは複数のネットワークが同時に検出されることがほとんどで、アクセスポイント名からはどれがiPassローミングに対応しているのかわからないことも多いが、iPassConnectでは利用可能なネットワークだけが画面に表示されるので、自分が今いる地点でiPassのサービスが使えるかどうかをすぐに知ることができる。なお、アクセスポイントの情報は随時更新されるため、iPassConnectをインストールしたら、出発前に最新の情報を取得(メニューから「電話帳の更新」を選択)しておくのが良いだろう。

 操作は簡単で、BIGLOBEのユーザー名とパスワードを入力し、iPassローミング対応のアクセスポイントがある場所で「接続」ボタンを押すだけでいい。アクセスポイントへの接続とBIGLOBEアカウントの認証が自動的に行われるので、あとはWebサイトの閲覧もメールのチェックも自由に行える。利用料金は1分単位で計算されるので、用事が済んだら忘れずに「切断」ボタンを押して接続を終了しよう(料金の詳細については後述)。

 ここでは空港での利用例を紹介したが、iPassローミング対応アクセスポイントは駅やホテル、カフェなど、さまざまな場所に広がっている。今回、出張中に立ち寄ったあちこちでiPassConnectを起動してみたが、空港だけでなく、Mobile World Congressの会場となったコンベンションセンター「Fira de Barcelona」の敷地内や、ミーティングで訪れたホテルのロビーなど、想像していた以上に使える場所は多かった。

 また、今回バルセロナまではミュンヘンを経由する便を利用し、帰りにミュンヘン空港で長時間の乗り継ぎ待ちがあったのだが、ここでも当然のようにiPassローミングが利用できたため、帰国便の出発直前に完成したリポートも無事日本に送信することができた。ミュンヘン空港のアクセスポイントはT-Mobileが提供しているもので、ログイン画面のプルダウンメニューにはiPassの名前が見あたらなかったが、iPassConnectを起動すると問題なく接続することができた。

 iPassのWebサイト内にある「Hotspot Finder」(http://ipass.jiwire.com/)で全世界のアクセスポイントを検索できるので、滞在場所の周辺でiPassのサービスが利用できるか出発前にチェックしてみよう。

■上限金額の決まった「iPass定額制」で料金面も安心

 さて、海外からでもボタンひとつでインターネットにつながるのは非常に便利なのだが、心配なのは利用料金だ。BIGLOBEが標準で提供しているiPass従量制サービスでは、既にBIGLOBEで接続コースを利用中のユーザーの場合、無線LANアクセスポイントの利用料は1分あたり40円。空港で急ぎのメールを送受信する程度であれば問題ないが、ホテルで腰を据えて調べ物等をしたりする場合には、思ったよりも通信料がかかってしまう場合もしばしばある。

 だが、ある程度まとまった時間利用することが分かっているならば、この2月から始まった「iPass定額制」サービスに申し込んでおけば、料金面でも心配はない。既にBIGLOBEで接続コースを利用中のユーザーの場合、iPass定額制を申し込むと「月に20分まで500円、以降10分ごとに600円加算、上限は月額5500円」というリーズナブルな価格体系でiPassローミングを利用できる。

 ホテルによってはiPassローミングに加えて独自にインターネット接続サービスを提供しているところもあるが、1日ごとの定額制であっても、1週間も滞在すれば料金が数千円に上ってしまう場合もある。であるならば、初めからiPass定額制サービスを選択しておけば、ホテルだけでなく行き帰りの空港や、場合によっては仕事の訪問先などでも上限を気にせずインターネットを利用できるので便利かつ経済的だ。長期出張や留学などの際には、現地プロバイダを契約する代わりとしても使える。

 注意しておきたいのは、定額の対象となるのは、あらかじめiPass定額制を申し込んだユーザーが、“定額制専用”のiPassConnectを利用して行った接続のみという点だ(従量制と定額制ではiPassConnectのダウンロードページが異なる)。

 「海外出張の前にはiPass定額制サービスの申し込みと専用iPassConnectのインストール」。こう覚えておけば、世界中どこへ行ってもインターネット接続に困ることはないだろう。
《日高彰》
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