携帯電話とモバイルPCの間の市場に応える「LOOX U」シリーズ | RBB TODAY
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携帯電話とモバイルPCの間の市場に応える「LOOX U」シリーズ

IT・デジタル ノートPC
モデル撮影ではLOOX Uの携帯しやすさをアピール
  • モデル撮影ではLOOX Uの携帯しやすさをアピール
  • モデル撮影ではLOOX Uの携帯しやすさをアピール
  • モデル撮影ではLOOX Uの携帯しやすさをアピール
  • モカブラック/ヴィンテージゴールド/ルビーレッド
  • A BATHING APEとのスペシャルコラボレーションモデル
  • LOOX Uを披露する齋藤邦彰氏
  • 超小型・軽量へのこだわりをまとめた発表会資料
  • LOOX Uをのせた計量器が示すのは495g
 富士通は18日、個人向けPC「FMV」シリーズの2010年春モデルを発表したが、当日行なわれた新製品発表会で最も注目を集めたのはウルトラモバイルPCの「LOOX U」シリーズ。同社パーソナルビジネス本部長の齋藤邦彰氏が製品紹介の冒頭で、背広の内ポケットからLOOX Uを取り出し披露すると、会場ではいっせいにカメラのストロボが光り、シャッター音が鳴り響いた。

 LOOX Uは、タッチパネル式5.6V型ワイド液晶を搭載し、重さ約580g/厚さ26.5mmの小型軽量ボディをうりにしたコンバーチブル型PCとして2007年に発売されていた。しかし、同社調べによるとモバイルPCを選ばなかった理由として上位に挙がったのは本体重量や本体の厚さ。また、携帯電話でPCサイトを見ない理由として、「パケット料金が高いから」や、「見たいコンテンツがないから(PCでは見られるが携帯では見られないから)」、「正しく表示できないことが多いから」、「画面が狭いから」、「表示が遅いから」などが挙げられた調査結果もあったという。

 そこで、LOOX Uの新モデルで特徴としたのは、超小型・軽量、デザイン、使いやすさの3つ。重量は500mlのペットボトルドリンクよりも軽い約495gとし、サイズは厚さ23.8mmでポケットに収まる小型ボディ。デザインは、光沢のあるメッキパーツを使い、開けやすいブックカーブを採用。カラーはモカブラック/ヴィンテージゴールド/ルビーレッドの3色をラインアップするが、直販サイト「富士通WEB MART」限定販売として、デザインブランド「A BATHING APE(ア ベイシング エイプ)」とのスペシャルコラボレーションモデルを用意する。

 使いやすさへのこだわりはタッチ操作。従来もキーボードに加えタッチパネルを搭載していたが、新モデルではOSとしてWindows 7 Home Premium 32ビット版を装備しており、Windowsタッチなどが利用可能。ボディの持ち運びやすさも加わり、立ったままでも操作が行なえる。確かに、片手でLOOX Uを持ったシーンを、もう片方の手でデジタル一眼レフカメラを持ち撮影することが可能だったほど、片手での扱いは容易であった。また、ワイヤレス通信はIEEE 802.11a/b/g/nのほかWiMAXにも対応する。

 PCの機能を維持しつつ、携帯電話並みの持ち運びやすさを備えた同製品。記者の質問に対し、同社執行役員常務兼ユビキタスプロダクトビジネスグループ長の佐相秀幸氏は「昨今、携帯電話とモバイルPCとの境界がなくなりつつある。弊社では昨年秋にユビキタスビジネス戦略室を設けたが、その理由は、携帯電話とモバイルPCの間にある市場を見ているからだ」と回答した。

 2010年春モデルではほかに、10.1V型ワイド液晶のネットブック「LOOX M」シリーズが従来モデルからスペックアップ。デザインもより丸み帯びた形状へ一新された。また、地上デジタル放送への対応や、テレビ・レコーダー機能を一体化したマシンを強化。デジタルテレビチューナーとBlu-rayディスクドライブを装備したモデルをラインアップする、18.4V型ワイド液晶と3ウェイ5スピーカーを搭載したAVノート「NW」シリーズや、タッチパネル式液晶一体型デスクトップPC「F」シリーズなども目を引いた。
《加藤》
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