KDDI研、NGN間で複数通信事業者をまたがっても帯域確保する実証実験に成功 | RBB TODAY

KDDI研、NGN間で複数通信事業者をまたがっても帯域確保する実証実験に成功

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NGN 間トランスポートネットワーク制御インタフェースを用いた帯域確保型サービスモデル実証実験の概要図
  • NGN 間トランスポートネットワーク制御インタフェースを用いた帯域確保型サービスモデル実証実験の概要図
 KDDI研究所は14日、国際標準化されたNGN通信事業者間のネットワーク制御インターフェイス「Ri」を用いて、異なる通信事業者をまたがって提供されるサービスの帯域確保を行う実証実験に成功したことを発表した。

 近年、NGNの技術開発と国際標準化が積極的に進められている。これまでの標準技術では、一つのNGN通信事業者内であれば、帯域を確保した高品質なサービスを提供可能だったが、複数のNGN通信事業者をまたいだサービスに拡大することは困難と見られている。今年の6月、NGNの国際標準化を行うITU-T(国際電気通信連合 電気通信標準化部門)において、複数のNGN通信事業者間を相互に接続して、帯域確保型サービスなど高品質なサービスを柔軟に実現することを目指して、「Riインターフェイス」が勧告として承認された。

 KDDI研究所は、Riインターフェイスを用いた複数のNGN通信事業者をまたがるサービスについて、その実現性を検証するため、NGNのテスト環境にRiインターフェイスを世界で初めて導入し、2つのNGN通信事業者を模擬したネットワークをまたがる映像サービスに対してエンドtoエンドで帯域確保して、高品質なサービスにすることに成功した。

 実証実験では、2つのNGN通信事業者を模擬した実験系を用い、映像配信サーバが設置されたNGN通信事業者から、別のNGN通信事業者を介して、視聴者に映像サービスを提供する実験を実施。その結果、トラヒックが混雑した状況においても、今回開発した技術を用いることにより、高い品質を維持した映像サービスを提供可能であることが確認された。さらに、2つのNGN通信事業者間をまたがる帯域確保型サービスの要求が過度に増加した場合には、その受付制御を行うことで、経由先のNGN通信事業者があらかじめ提供していた帯域確保型サービスの品質が劣化することを防ぐことができた。
《冨岡晶》

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