NEC、交通渋滞や災害の広域情報をネット経由で瞬時に共有できる基盤技術を開発 | RBB TODAY
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NEC、交通渋滞や災害の広域情報をネット経由で瞬時に共有できる基盤技術を開発

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リアルタイム広域情報流通ストレージ基盤によるサービス改善イメージ
  • リアルタイム広域情報流通ストレージ基盤によるサービス改善イメージ
 日本電気は12日、広域環境においてさまざまに変化するセンサや画像などのリアルタイム情報の運用管理を行う、情報基盤技術の開発に成功したと発表した。

 Push型/Pull型併用によるイベント通知技術を分散情報流通ストレージ基盤で活用するという、業界初のシステム構築手法を採用。イベント通知技術を活用するという、業界初の手法に基づくストレージシステムを構築することで可能にしたという。この開発は、情報通信研究機構(NICT)の委託研究「次世代ネットワーク(NGN)基盤技術の研究開発」を受けて行われた。この成果により、交通渋滞状況や災害状況などの「今」の情報を、複数ユーザーで瞬時に共有し、活用可能なリアルタイムアプリケーションを簡単に構築できる、広域情報流通基盤の実現が可能となるとのこと。

 従来、ネット上で情報提供を行っているサービス事業者は、あらかじめテーブルなどに登録したデータ(構造化データ)をデータベースで集中管理して検索する手段を提供し、ユーザーは検索結果のなかから必要な情報を適宜選択した上で活用していた。一方、センサ情報や画像データなどの刻一刻変化するデータはテキスト情報を含まずデータベースのように整理された構造を持たない情報(非構造化データ)となっており、これらが広域に分散されて情報発信した場合には、従来の集中型データベースでは管理が困難だった。

 NICT、NECでは、本成果がNGNの効率的活用や新サービスの提供に大きく寄与する基盤として実用化されるよう、今後も研究開発をよりいっそう推進するとしている。
《RBB TODAY》
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