日本HP、ルーティング分析・管理システム「RAMS v8.11」を発表 〜 IPv6やL3 MPLS VPNなど次世代ネットに対応 | RBB TODAY
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日本HP、ルーティング分析・管理システム「RAMS v8.11」を発表 〜 IPv6やL3 MPLS VPNなど次世代ネットに対応

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 日本ヒューレット・パッカードは23日、ルーティング情報を元に、次世代IPネットワークの経路全体を可視化・分析できる管理製品「HP Route Analytics Management System v8.11」(RAMS v8.11)を発表した。7月1日より販売・出荷を開始する。

 大手企業を中心にNGN(Next Generation Network:次世代ネットワーク)の導入が本格化する一方で、IPネットワーク構成の高度化・複雑化が進み、障害が発生した際の原因切り分けやサービス全体に与える影響の把握が非常に難しくなっている。なかでもルーティングに関連する問題では、レイヤー3でのルーター故障およびIP経路障害がIPネットワークのダウンタイム原因の59%を占めているという(出典:University of Michigan,Sprint)。

 「RAMS v8.11」は、ルーティング情報を元に、ネットワーク構成の障害監視・解析を行うアプライアンスシステムとなる。ネットワーク・トラフィックに負荷をかけることなく、ルーティング情報を元に、ネットワーク構成・障害状況などをリアルタイムに把握することが可能。企業で使用されているほとんどのルーティングプロトコル(OSPF、IS-IS、EIGRP、BGP)に対応し、複数の自律システムにまたがるような複雑なIPネットワークを1台で同時に監視・分析できる。最新版となる「RAMS v8.11」は、次世代インターネットプロトコルであるIPv6へ対応。IPv6アドレスは、テーブル形式、ノード上およびマップ画面上のリンク情報のなかに表示される。また、オプションの「HP RAMS iSPI for Enterprise VPN MPLS」機能により、レイヤー3 MPLS VPNをサポートした。これにより、WANにおけるサイト間の到達性を把握でき、アウトソーシングとして提供しているWANサービスの品質が保証されるという。あわせて、トラフィック分析、トポロジーマップ、アラート機能など、基本機能が強化された。

 税込希望小売価格はHP RAMS Route Recorder使用権が840,000円、HP RAMS 25-Routers使用権が3,360,000円、HP RAMS SPI for BGP使用権が4,200,000円、HP RAMS SPI for EIGRP使用権が1,260,000円、HP RAMS SPI for IS-IS使用権が1,260,000円、HP RAMS SPI for OSPF使用権が1,260,000円、HP RAMS Flow Collector使用権が4,200,000円。
《冨岡晶》
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