IIJ、フレッツ光ネクストにおけるNGNを活用した新たなVPNソリューションを提供開始 | RBB TODAY
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IIJ、フレッツ光ネクストにおけるNGNを活用した新たなVPNソリューションを提供開始

ブロードバンド テクノロジー
新VPNソリューションの提供イメージ図
  • 新VPNソリューションの提供イメージ図
  • 「IIJ IPv6 FiberAccess/Fサービス タイプIPoE」の概要
 インターネットイニシアティブ(IIJ)は24日、NTT東日本とNTT西日本の、フレッツ光ネクスト(NGN)における「インターネット(IPv6 IPoE)接続」を利用した、新たなVPNソリューションを発表した。5月7日より提供を開始する。

 本ソリューションは、NGN内でダイレクトに拠点同士を接続するもので、フレッツ光ネクストの「インターネット(IPv6 IPoE)接続」において、NGN網内折り返し機能を提供する「フレッツ・v6オプション」を活用する。拠点側の接続機器としてIIJ独自開発の高機能ルータ「SEIL(ザイル)blank」シリーズを利用し、NGNから割り当てられたIPv6アドレスを利用してVPN接続を行う。インターネットを経由せずNGN内でダイレクトに拠点同士を接続することで、従来のIPv4 PPPoE接続を利用したインターネットVPNに比べて、高速かつ低遅延な拠点間通信を実現。また、フレッツ光ネクストのアクセス回線料金のみで拠点間ネットワークを構築できるため、インターネットVPNなどと比較して、30%程度コストを低減できるという。

 各拠点に設置するSEILシリーズは、IIJ独自開発のネットワークマネージメント「IIJ SMF sxサービス」を利用して、初期設定から運用後の設定変更までを一元的に管理できる。特に、NGNのIPv6 IPoE接続方式では、IPv6アドレスが半固定で割り当てされ、変更になる可能性がある。本ソリューションではIIJ SMF sxサービスの管理機能を活用し、アドレスが変更された場合でも、自動的に新しいアドレスを検知して速やかにVPNを再構成することができる。

 また、拠点が東西地域をまたぐ場合には、東西間の接続にインターネットVPNや広域イーサネットなどを選択することで、全国に拠点が点在する大規模なネットワークの構築にも対応可能だ。フレッツ光ネクストの敷設が難しい拠点でも、ADSLやISDN、IIJモバイルなどの回線を利用してVPNに収容することができる。豊富なアクセスメニューとIIJ SMF sxサービスによるネットワークマネージメントにより、柔軟性と拡張性に優れたネットワークを実現可能だ。

 なお、本ソリューションの提供開始にあわせて、新たにインターネット接続サービス「IIJ IPv6 FiberAccess/Fサービス タイプIPoE」が提供開始される。本サービスでは、インターネットマルチフィードが提供する「transix(トランジックス)サービス」を利用して、NTT東西の「インターネット(IPv6 IPoE)接続」に対応したIPv6の接続を提供。これによりVPNのアクセス回線としてだけでなく、インターネット回線としてもNTT東西の「インターネット(IPv6 IPoE)接続」を利用したいユーザーのニーズにも対応する。
《池本淳》
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