シスコのWAN高速化ソリューション、フジテレビがバンクーバーオリンピックにむけて採用 | RBB TODAY
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シスコのWAN高速化ソリューション、フジテレビがバンクーバーオリンピックにむけて採用

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 シスコシステムズは13日、カナダ・バンクーバーで開催される「第21回冬季オリンピック」にむけ、フジテレビがシスコのWAN高速化ソリューション「Cisco WAAS(Cisco Wide Area Application Services)」を採用したことを発表した。

 Cisco WAASは、データセンターへのサーバ統合、企業の業務拡大などで必要になるWANを経由したアプリケーション高速化を実現する包括的なソリューション。フジテレビでは、2月12日〜2月28日のバンクーバーオリンピック開催期間中、同社お台場本社サーバ ルームとオリンピックメディア村との間(直線距離7500km以上)に専用回線を敷設し、現地スタッフ(制作、報道などの社員、スタッフ)による現地からの本社ファイル サーバへのアクセス、各種業務システム利用などの社内イントラネット利用環境を構築する予定。この際の、現地との円滑な情報伝達および作業効率化が狙いだという。

 Cisco WAASでは、WindowsおよびUNIXのファイル共有サービス(CIFSおよびNFS)、Microsoft Exchange(MAPI)、HTTPアプリケーション(Oracle、SAP、Microsoft SharePointなど)、SSL、Windowsプリント サービス、さらにビデオ配信などに対応し、プロトコルを最適化。Data Redundancy Elimination(DRE)とデータ圧縮(LZ)を組み合わせることで、WANに送信するデータ量の削減も可能となっている。さらにTCPを最適化するTCP Flow Optimization(TFO)により、遅延やパケット ロスが発生しやすいWAN環境におけるTCPアプリケーション パフォーマンスを向上させることも可能。

 今回、フジテレビは、Cisco WAASを導入することにより、現地にいるスタッフの生産性向上と作業環境改善を実現る見込みだ。現地から、お台場のオフィスにいるのと同じようにファイルおよびアプリケーションにアクセスできるため、スタッフが現地へ出発する前に、必要になるであろうファイルを選択してノートPCにダウンロードするといった必要がなくなり、スタッフの負担も軽減されるという。データファイルおよびアプリケーションはすべて、現地のサーバではなくお台場本社のサーバ ルームに存在するため、バックアップやセキュリティなど現地におけるIT管理上の負担も軽減されるとのこと。
《冨岡晶》
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