総務省は20日、2009年9月末時点での固定通信および移動体通信の契約数などについて取りまとめた情報を発表した。電気通信事業報告規則(昭和63年郵政省令第46号)の規定に基づき、電気通信事業者からの報告をまとめたものとなっている。 まず2009年9月末の加入電話とISDNの加入契約数の合計は4,532.3万加入で、前年同期と比較して8.2%減と引き続き減少傾向を示した。 一方で、2009年9月末のIP電話の利用数は2,157.9万件であり、前年同期と比較して13.3%増と増加。特に、0AB〜J-IP電話の利用数の伸びが顕著で、前年同期と比較して34.7%増となったとのこと。携帯電話とPHSの加入契約数の合計は、1億1,406.9万加入で、前年同期と比較して4.2%増と引き続き堅調な伸びを示した。これらの傾向は3か月前の調査から変わっておらず、今後も加入電話の減少、IP電話の大幅増という状況が続く見込みだ。