BB契約数、NTT東西がシェア50%超え 〜 FTTHで躍進【総務省】 | RBB TODAY
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BB契約数、NTT東西がシェア50%超え 〜 FTTHで躍進【総務省】

ブロードバンド その他
加入電話の契約数の推移
  • 加入電話の契約数の推移
  • IP電話の利用番号数の推移
  • 携帯電話・PHS契約数の事業者別シェアの推移
  • ブロードバンド契約数の推移
  • ブロードバンド契約数の事業者別シェアの推移
  • DSL契約数の事業者別シェアの推移(全国)
  • FTTH契約数の事業者別シェアの推移(全体)
 総務省は2日、電気通信事業分野の競争評価の一環として、2009年度第1四半期(6月末)の固定通信・移動体通信・インターネット接続のシェアデータなどを取りまとめた概要を公表した。

 それによると、固定通信における加入電話(NTT東西加入電話、直収電話、0ABJ-IP電話およびCATV電話)全体の契約数は、09年06月末で5,830万となった。このうち、NTT東西加入電話は4,066万(前期比2.2%減)と減少が続いているが、0ABJ-IP電話は1,203万(前期比7.8%増)となり、増加が続いている。加入電話契約数全体に占めるNTT東西のシェア(NTT東西加入電話と0ABJ-IP電話の合計)は、84.2%(前期比0.5ポイント減)と減少を続けている。一方、IP電話(0ABJ-IP電話および050-IP電話)は契約数を増加させ、全体の利用番号数でNTT東西が40.3%(前期比1.4ポイント増)、KDDIが10.5%(前期比0.4ポイント増)とシェアを伸ばしている。0ABJ-IP電話の利用番号数に占めるシェアでは、NTT東西が70.1%(前期比0.5ポイント減)と減少している一方で、KDDIが13.4%(前期比0.5ポイント増)とシェアを伸ばしている。

 移動体通信(携帯電話・PHS)の合計の契約数は、09年06月末で1億1,302万(前期比0.9%増)と増加。PHSは454万(前期比0.4%減)と減少した。契約数のシェアでは、NTTドコモが48.5%(前期比0.2ポイント減)、KDDIが27.4%(前期比0.1ポイント減)、ソフトバンクモバイルが18.5%(前期比0.1ポイント増)となり、携帯電話の3者のシェアはおおむね横ばいのままとのこと。

 インターネット接続については、ブロードバンド全体の契約数は09年06月末で3090.5万(前期比2.0%増)となっている。NTT東西のシェアは、四半期データの集計開始以来はじめて50%を越え、50.6%(前期比0.8ポイント増)となった。またDSLの契約数は09年06月末で1,083.5万(前期比3.1%減)となり、減少が続いている。全国でみると、ソフトバンクBBのシェア38.4%(前期比±0)、NTT東西のシェア35.4%(前期比0.3ポイント減)と、その差はわずかに広がっている。また、イー・アクセスがアッカ・ネットワークスを合併したことにともない、シェアが拡大した。またFTTHの契約数は09年06月末で1588.9万(前期比5.8%増)となった。全体ではNTT東西のシェアが74.2%(前期比0.1ポイント増)と、増加が続いている。NTT東西のシェアについては、「戸建て+ビジネス向け」で減少(前期比0.5ポイント減)する一方、「集合住宅向け」で増加(前期比1.0ポイント増)しているとのこと。

 2009年度第1四半期(6月末)の固定通信・移動体通信・インターネット接続のシェアデータなどを取りまとめた概要については、11ページのPDFファイルとして、総務省サイトで公開中。
《冨岡晶》
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