NTT、6期連続増収で過去最高収益の四半期に……2016年3月期2Q決算 | RBB TODAY
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NTT、6期連続増収で過去最高収益の四半期に……2016年3月期2Q決算

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  • セグメント別の状況
  • PSTNからIP網への移行
 日本電信電話(NTT)は6日、2016年3月期 第2四半期(2015年4月1日~2015年9月30日)の業績を発表した。営業収益は5兆5889億5800万円(前年同期比4.0%増)で、6期連続増収。過去最高の収益を記録した。

 営業利益も、地域通信および移動通信セグメントのコストコントロール等により7334億6400万円と増益(前年同期比24.1%増)。さらに、四半期純利益は、減税の影響等により、3773億1900万円の増益(前年同期比30.0%増)となった。

 セグメント別で見ると、地域通信は、減収傾向が続くがコストの削減等により過去最高益となった。長距離・国際通信は、先行投資等により増収減益。移動通信は、ドコモ光による増収やコスト効率化の取組みにより増収増益。データ通信も売上拡大に伴い増収増益だった。

 なおモバイル契約数は6,849万(純増+190万)、FTTH契約数は1,904万(純増+32万)、コラボ光は235万(新規+27万、転用+180万)と、いずれも増加を示している。

 またNTTでは、現在PSTN(公衆交換電話網)により提供している「固定電話」を、逐次IP網へ移行する方針を発表した。モバイル・ブロードバンドの進展により、固定電話の位置づけが変化していることを受け、基本的なサービス内容、工事形態、基本料などは現状のままとしつつ、機能などを見直す。また距離に依存しないIP網の特性を活かし、より使いやすい料金で提供することを目指すという。時期については、2025年頃に中継/信号交換機が維持限界を迎えるため、それまでに移行を行う計画だ。
《冨岡晶》
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